2012/12/02

シンプルなしあわせ


この前、もうすぐ2歳になる娘に、
「おたんじょうび、なにがほしい?」って聞いたら、
迷わず、「ごはん!」とかえってきた。

戦後の子供みたいね、って夫と笑ったけど、
なんだか純粋すぎて鳥肌が立った。

プレゼント=もの という概念もなければ、
物欲さえもまだなくて、あれこれ考えず、今だけに生きてる。
毎日の食事の時間が、娘にとって、なにより幸せな時間なんだと気づいた。

おうちの中では、おもちゃらしいおもちゃは、あまりなくて、
いつも、松ぼっくりや栗などの木の実や貝殻、紙切れや布切れ、
積み木や、ブロカントで買った昔の木のおもちゃ、
クレヨンや色鉛筆を並べたりして、真剣に遊んでる。
いろんな色の毛糸を数センチずつ切ってあげたら、
1日中いろんな遊びを見つけて夢中になってた。色の勉強にもなった。

音の鳴るプラスチックのおもちゃには、もちろん興味を示すし、
DVDやYoutubeも見るけど、なければないで、手元にあるもので遊べる。
工場で作られたビニール袋の中の甘いおやつも好きだけど、
手作りのおやつや蒸した野菜、レーズンの一粒一粒さえ、大切に食べる。

食べ物もそうだけど、無駄なくシンプルに生活すること。
ものに溢れていない生活をしてると、小さなひとつひとつをありがたく思える。
その中に、楽しみや幸せはいくらでも眠ってる。
娘の「ごはん」の言葉には、そんな意味も籠ってる気がして、
なんかすごく嬉しくて、きっと一生忘れられない言葉になった。
数年後には「DS買ってよ〜」なんて言いだすとは思うけど...
最近、イライラして無駄なエネルギーを使っていた私に、強く響いた。

後日、「クリスマス、なにがほしい? サンタさんになに頼む?」って聞いたら、
ちょっと考えて、「クッキー♡」って笑顔で答えた。
うん、いーっぱい作ったげるね!

2 件のコメント:

  1. いつも楽しみに読ませていただいています(^ ^*)。
    娘さんのエピソードに、こころがほっこりしました。
    いつもの写真からも伝わってくるのですが、
    YUIさんの周りに流れている、優しい時間、
    穏やかな時間に癒されています。


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    1. mimiromiさま
      ありがとうございます。
      最近は娘が反抗期なので、イライラガミガミな時間もいーっぱいあります。笑
      でも、ふとこうやって画面に向き合うと、
      不思議なことに溢れ出てくるのはこんな言葉たちばかり...
      娘が、大切なこと、次から次へと教えてくれる日々です。

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