アパートの下に、今年いちばんの梅の花が♡
春の卯の花。
手作りの油揚げもどきを入れて。
春の元気なお野菜たちが待ち遠しい日曜日。
昨日は新月でした。
日本でお友達にいただいた、SONNENTORの月のお茶でティータイム。
月の満ち欠けに合わせ、心と体のバランスを保ってくれるハーブティー。
自然のリズムに合わせた農法で作られる、オーガニックで生命力の強いお茶。新月、月が満ちてゆく上弦の月、満月、月が欠けていく下弦の月の4種類ごとに、
ハーブのブレンドが異なり、どれも優しい味で飲みやすくて、大好きになりました。
出産以来、半年前に再開した月経は、みごとに毎月、新月の日にやってきて、
一度遅れたあとも、今度は必ず満月の日に始まるようになりました。
妊娠前もそういうことがありました。
不思議な体。
月の導く力に素直な私の体。
いつだってお月さまと仲良しのこの体。
でもこのところ忙しくて、バランスをうまくとること、ちょっと鈍っちゃってる。
もうすぐ春を迎え、凍っていた体が雪解けするように、
新月の間はやさしく緩めて、浄化を手伝ってもらいます。
そしてまた満月に向けて、満ちてくエネルギーと共にパワーアップ!
農家さんから届いたBioの宅配野菜。
先週の寒波で野菜がダメージしたそうで、根菜しか入ってなかったので、豆乳シチュー。
ベシャメルは全粒粉で作るので、我が家のは茶色いのです。
寒波が去って、少し温かくなり、身体が緩んで娘が風邪をひきました。
鼻水と咳が出るので、身体を温めて解毒しやすいごはんを作って、
デトックスを応援してあげたら、2日ですっかりよくなりました。
その間、お外で遊べないので、日本で買った「いないいないばあっ!」のDVDを
見ていたら、なんと言えるようになった言葉。
「いないないな~い いた!!」
うん、ちょっと違うけどね。
初めてのこんなに長いフレーズ。
一生懸命おなかから声だして、新しく言えるようになった言葉に、
娘もちょっとびっくりして、何度も練習するように繰り返す。
なんだか初めて歩いた時のように嬉しくて、目を細めて、おもわず拍手。
成長していく感動と、愛らしさと、このキュンとなる気持ち。
その温かい時間は、ますます、まるでシチューみたいにぐつぐつ煮込まれて、
ほろほろ、とろけそう~♡
14ヶ月になった娘の最近は、喋る!喋る!喋る!
日々新しい音や言葉を見つけて、真似して、覚えて、おうちの中がますます賑やか。
言ってることは意味が分からないけど、なにが言いたいかはちゃんと分かる。
それって不思議。親子って不思議。
言葉にならなくても、「おと」で会話する。表現する。
たった3週間の日本滞在から帰ってきたとき、うんと成長していて驚くばかりだった。
お誕生日にプレゼントした木馬に一人で登って、体を自由に揺すって遊ぶ。
洗濯物を干す時、一枚一枚、パンパンってして、どうぞと渡してくれる。
ご飯もほとんど自分で食べて、終わったら手を合わせて、テーブルを布巾で拭く。お皿の中まで拭く。
歯磨きして、靴や洋服を自分で脱いだり、着ようとする。お片づけもしてくれる。
「自分でできる!したい!」が芽生えてきた。
と同時に、授乳が必要なくなってきた。
母乳もどんどん減って、そろそろ卒乳かと思うと、私のほうがキュンと寂しい気持ち。
1年前は、私の母乳だけで生きて、命に繋がるものだったのに、
今はもう、寝る前と甘えたときだけの、ご褒美の心のレメディみたいなもの。
後追いも人見知りもせず、髪の毛も結べるようになり、手足もすらっと締まって、
なんだか気づいたら、ちょっぴりお姉さんになっていた。
最近は、だだをこねたり、怒られるとしゅんと拗ねるようにもなって、
本当に、もうすっかり、しっかり、子供ちゃん。
日本に発つ前は、見るものなんでもが「わんわん」で、行きの飛行機では、
隣の座席のおじさんを指差しては「わんわん」と言って、私をヒヤヒヤさせていたのに、
帰りの飛行機では、ちゃんと犬のことだけを「わんわん」と認識できるようになっていた。
今では家の窓から外を見て、(犬がいなくても)「わんわん、いた!いた!」とはしゃいでる。
童謡のCDをかけてあげると、曲の鳴るおもちゃを引っ張り出してきて、
いろいろあるボタンの中から同じ曲を選んで押す。
私がピアノで弾いてあげると、喜んでその振り付けをする。
何十曲もある中で、メロディーとリズムでちゃんと聞き分けて、覚えてる。
娘の脳みその思考のスピードの速さに圧倒される。
今話せる意味のある言葉、「わんわん、うちゃちゃん(うさちゃん)、ちょーちょ、おっぱい、
おんぶ、パン、ちゃ(お茶)、バー(バナナ)、とーと(お父さん)、パッパ(馬のパカパカ)、
パクパク、これ、あった、いた、いてて、いたい(痛い)、あちー(熱い)」などなど。
そして私たちの話す会話のような「おと」のリズムで、いろんなことをぶつぶつ1日中話してる。
普段、私たちが耳を傾けてない騒音や、窓の外での犬の鳴き声、
隣人の物音などに、とっても敏感に反応していて、いつもハッとさせられる。
遊びに夢中になってても、周囲の音をしっかり聞いていて、自分なりの言葉を使って、教えてくれる。
きっと、雨音とか、風の音、葉のざわめき、鳥のさえずりとか、いちいちちゃんと聞いてて、
まるで野生の動物の聴覚のように、アンテナをピンと立てた彼女の耳は、自然の一部なんだと感じた。
娘の名前、「響花(おとは)」。
私たちが、名付けた由来と同じことだって、気づいた。
人間であっても、自然の一部だということ。
花のように自然の響(おと)と共生していける力強い女の子。
出産してから1年以上経った今も、自分に子供がいることが、いまだ夢のよう。
娘と会話できるようになったことも、夢の中みたい、ふわふわと信じられないままの私と、
「今」の中にしか生きてない、まっすぐ一生懸命に表現する娘。
私たちの話す言葉、彼女を包むすべての「おと」、聞いて、真似て、伝える。
伝わって、喜ぶ。嬉しいから、お互い、伝え合う。
思わずぎゅうって抱きしめたくなる。
あたり前のことだけど、すばらしいこと。
娘の心の、中のほうから、一生懸命伝わってくるキラキラした気持ち、
受け止めてあげれて、お互い、嬉しくって、とにかく、ずっと笑顔の毎日。
たのしい!まいにち、だいすき!
2月5日。私たちの大切な家族、うさぎのイヴちゃんがお空へ旅立った日。
朝からぐんと冷え込んで、とうとう雪が降り、辺り一面が一瞬で真っ白に。
3年前も、イヴが眠ったあと、かわいい粉雪がふわふわ舞っていました。
埋葬するときは、黒うさぎなのに、まるで白雪姫みたいに、
真っ白な雪の中ですやすや眠る姿が、本当に穏やかで美しくて、
悲しさも吹っ飛ぶくらい温かくて、愛しくて、お別れのときは、みんなが笑顔になっていました。今年も、イヴの眠る森へ、お墓参り。
−13℃の予報だったけど、白い雪の絨毯の上できらきら踊る氷の妖精たちに見とれて、
その景色にうっとりして、寒さなんて忘れちゃうくらい。雪の上をさくさく歩いたり、湖のたくさんの鴨を見たり、緑の新芽を見つけたり、
鳥のさえずりを聞いたり、自然に生まれた氷のオブジェに感動したり...
去年の命日、産まれたばかりの娘を連れて、森へ行ったときは、
なんとイヴと同じ黒うさぎに出逢うという、とっても不思議な体験をしました。
まるでイヴが娘の誕生を祝福してくれているようで、
黒うさぎの温かいメッセージに、安心感と愛でいっぱいになったのを覚えています。
イヴが教えてくれたこと。数えきれないくらい。
今もなお、私たちに愛をくれる。やさしい気持ちをくれる。
食べもの、健康でいること、自然の大切さ、彼女が教えてくれたこと。
イヴのお墓に植えたりんごの木に、新しい命が芽吹いていました。
大好きだった、りんごとにんじんをお供えして、
今年は娘といっしょに手を合わせて、
りんごの木の枝にキスをして、また春に会う約束をしました。