2013/04/26

THE BROKEN ARM


今年2月に新しくできコンセプトショップ『THE BROKEN ARM
娘とよく行く公園への散歩途中、気になってそわそわ覗いてた素敵なお店。
その横にある、光溢れるカフェが最近のお気に入り。
いつの間にか、待ち合わせ場所のナンバーワンに。

ヴィンテージの机と椅子、食べかけのケーキ、
誰かが忘れてった新聞紙、退屈そうにテーブルの下であくびをする犬、
並んだ植物たちの輝くエネルギーと、大きな窓からいっぱい入り込む光が
グラスにあたって反射して、なんともいえないキラキラの雰囲気と、
そこにあるものがすべて同調してるような絶妙な色づかい。
植物たちもいっしょにお茶してしゃべって笑って呼吸してるかんじ。
大きな窓から見える馴染みの公園も、またすてき。
帰りがけに、最先端のおしゃれが並ぶブティックで背筋をピンとさせて、
内から外から、心のリフレッシュ。







THE BROKEN ARM 
12 rue Perrée 75003 Paris 
14:00 19:00 火~土 9:0019:00 日曜休み 
01 44 61 53 60

2013/04/25

いま


反抗期絶好調、24ヶ月の娘。
最近は知恵がついてきて、言葉のやりとりがおもしろい。

散らかしたおもちゃを片付けてと言うと、
「いま、まだあそんでるからー!!」
食事中に、もうちょっとこれ食べてと言うと、
「いま、おくちのなかに はいってるからー!!」
マダムに挨拶してきなさいと言うと、
「いま、マダム(他の人と)おはなししてるからー!!」
と、なんとも的確な答えをするようになった。
こっちも「あ、そっか」ってなにも言えなくなる。
すっかり、人間とのやりとり。

いつも常に「今」してることに意識を注いでる。
もくもくと夢中になって自分の”しごと”をしてる。
おままごとも、お絵描きも、お着替えも、お片づけも。
そんなときに、キッチンから大好物の「いちご」なんて単語を出せば、
今度は、頭ん中、いちごでいっぱいにして飛んでくる。
「今」がころころくるくる変わって、毎瞬、大忙し。


毎瞬「今」を生きてるからこそ、
彼女のルールから反れたことを見つけると、癇癪を起こすようになった。
今したいことができないと癇癪。
ものの位置が違うだけで癇癪。
私と夫の座る位置が逆でも癇癪。
思い通りにならないと癇癪。
でも、どんなに泣きわめいても、目を見てちゃんと丁寧に説明すると
「ん、わかったー」って笑顔で元に戻る。頬の涙を光らせて。
この癇癪に、最初はカッとなってお腹の中がぐつぐつ沸騰してたけど、
どうやら、私が説明してくれるのを待ってるみたいに思えてきた。
説明して理解してもらえることが楽しくなってきた。
「だめったらだめ!」じゃなくて、
私も頭いっぱい使って、わかりやすい言葉で、ゆっくりと、目を見て、
分かって欲しいという気持ちを伝えると理解してくれる。
難しそうなことでも、ちゃんと聞いてくれる。
1日中、説明してばかりでふらふらになるけど、
きっと、これからの「どうして期」に繋がる大切な時間。
繰り返して繰り返して、 その時間が、親子の絆をうんとまた強くしてくれてる。
癇癪に、感謝。


娘が初めて私の絵を飾りたいって、壁に貼ってくれたバンビの絵。
なんだかすごく嬉しかった。

2013/04/19

2013/04/17

日々のおやつ


娘とつくる日々のおやつ。
最近は、私が小麦粉の袋を持ってるだけで、
「ケーキつくるの?おてつだいするー!」って寄ってくる。
散らかさないように混ぜれるようになったし、
ケーキ作りの順序も分かってきてる。
オーブンに入れる前は、2人でケーキに手をかざして、
「おいしくなあれ、おいしくなあれ」の呪文を唱えて。

卵もバターも牛乳も、白いお砂糖さえ入ってなくても、
自然から生まれた甘み、ドライフルーツやりんごも入れば、
じゅうぶんおいしく、やさしい気持ちでお腹も心も満足。
マクロビの基本レシピにフルーツや甘みの種類を気分で変えたり、
もちろん失敗もするけど、娘はなんでも笑顔で頬張ってくれる。
レーズン一粒でもごちそうな娘の味覚、できるだけそのままでいて欲しいと思う。

たまにはお手土産用に、動物性のものも入れてしっかり作る。
そういうものはだいたい見た目もいつもより素敵なので、
目をまんまるくして「すごい!おかあさん、じょうず~!」って言ってくれる。

そして、ケーキは "買いにいくもの" じゃなくて、"お母さんがつくるもの" って
思ってくれてるのも、なんだか嬉しい今日このごろ。

お手土産にローズベーカリーのレシピでずっしりチーズケーキ。
特別の日のおたのしみ。

一番素朴な、米粉の蒸しパン。

マクロビバナナケーキ。

バナナとココナッツのドロップクッキー。

りんごをのせた全粒粉のパンケーキ。

レーズンとりんごとシナモンのケーキ。

ラズベリーのマフィン。

りんごとシリアル・くるみ入りクランブル。

2013/04/11

よろこび


娘が中庭で積んでくれた白い花。
あ~とらないで~痛いって言ってるよーって最初はとめたけど、
両手いっぱいにして夢中になってるから、そっと見てた。
おうちに帰って、お皿に水張って浮かべてあげたら、
すごく嬉しそうに、
「みんな、にこにこしてるね!おめめないけどね!」って。

野に咲いてるのもいいけど、お花もこんなに愛されたら、
摘まれて喜ばれる運命もきっと嬉しいにちがいない。

夫からいただいたブーケの中の大好きなユーカリの葉は、
捨てずに乾燥させてポプリにした。


食卓のテーブルのにんじん葉ちゃん。
葉がぐんぐん伸びてく姿を娘といっしょに見守る。
はじめは3ミリくらいだったのに、ぐぅーんと伸びて、
生命の不思議を感じる。そのたびに元気をもらう。
捨てられてゴミになる運命よりも、うんとうんと喜んでる。

植物と愛し合い、エネルギーの交換。
いつも見過ごしがちな小さな葉や花にも命は宿ってる。
こんなに小さなことでも、自然と共に生きることのひとつに繋がる。
小さな命の喜びは、やがて私たちと響き合いながら、連鎖してく。


2013/04/04

La chambre aux oiseaux


去年の夏にひとめぼれしたカフェ『La chambre aux oiseaux』。
サンマルタン運河の脇道にある、ちょっとベルリンっぽい匂いのする空間。
光のいっぱい差し込む明るい店内には、
ヴィンテージの素敵な家具に、さりげなく飾られた植物やお花、
壁紙や置いてある小物たち...トイレの中まで、いちいちかわいい。
ひとりで新聞や小説を読んだりしてる人も多く、
子供連れでも、もちろん友達とでも、カップルでも、
みんなが、のんびり、まったり、くつろいでるのが分かる、ゆるーい空間。
運河の近くなので、お天気のいい日は散歩しながら、
ふらっとまた行きたくなる、やさしい時間が流れてます。





LA CHAMBRE AUX OISEAUX
48 rue Bichat 75010 Paris
01 40 18 98 49
10:0018:00 月、火曜休み