2010/04/27

映画「未来の食卓」


ずっと見たかったドキュメンタリー映画、ジャン=ポール・ジョー監督の"未来の食卓"。
Biocoopでフランス語版のDVDは売られていたのですが、
日本語でしっかり見たかったので、日本での発売を待って予約して買いました。

このドキュメンタリーは、フランス南部のガール県のバルジャックという村の小学校の給食を、
すべてオーガニックにするという試みを1年間追ったもの。
最初に大人たちに意見を聞くのではなく、まず子供たちの「食」の意識を目覚めさせ、
自然の恵みの味を知り、自分たちの手で有機野菜を育てていくうちに、子供たちの気持ちが 
大人たちの、そして村全体の意識を変えていくという流れを描いています。

大好きなシーン。「オーガニックとは?」と尋ねられた子供が無邪気に答える、「自然のまま!

そして、映画に出てくる女性たちのこんなささいな会話のやり取りが、一番心に残りました。
私がオーガニック食に変えてから、まったく同じことを日々思っていたから。

「物を買わなくなったわ。必要な物だけ買うの。ひとつの成果よ。
 前は冷蔵庫が満杯だったけど、今はカラ。大事なのは温かい食事よ。
 今の方が効率よく買ってる。罪悪感が減ったわ。それに、自分を守ってるわ。」

「前は食べるのと買い物の繰り返し。商品が迫ってくるみたい。
 いらない物が多すぎるのよ。今の世の中は食べ過ぎだから、少し減らしても害はないわ。」

フランス版のポスターにはドクロがついてる。日本のとイメージが違っておもしろい。

映画の冒頭で、ユネスコ・パリ本部の会議でガンの研究者が語る、
「人類の活動が"病"を引き起こす。その筆頭が化学汚染でしょう。子供たちが危ない。」

ある雑誌のインタビューで監督が、
「私たちは農薬だらけの野菜や果物を子供たちに食べさせることで、
 1日3回、毒を与えていることになります。」
「自然を尊重し、自然と調和をとって生活さえすれば、
 自然はたくさんのものを惜しまず与えてくれると思います。」と、話していました。
監督自身も、過去にガンを患ったことがきっかけで 食に対する意識が変わったそうです。
私自身も 自分や家族が病気になったことなどから、オーガニック食や 肉の暴食を考え直しました。
農薬や化学物質が人体に及ぼす影響の恐ろしさは、それまでも少なからず知識はありましたが、
やはり自分自身の身の危険を感じない限り、行動に移すのは難しかった気がします。
まわりの人たちも そういった環境の中でで気づく人が 一番多いと思います。
そして、農薬を散布することで、人間はもちろん、地球上の微生物や虫、動物、
すべての生態系が壊れ始めています。生態系とは、エコロジーのことです。
流行や美容を気遣ってだけではなく、自分だけのことではなくて、
もっと長い目で 地球の土、水、植物、生物、そして人間も含め、
自然環境のすべてを見つめていかなきゃといけないと思います。

一緒に見た旦那さんは、昔よりはぐんと減ったけど、たまに好きで買ってしまう加工食品など、
もう買わないようにする。と、こぼしていました。
私も たまには買ってしまったり、冷蔵庫にあるのが嫌で、見て見ぬフリしてたけど、
これをきっかけに、二人で考える時間が持てて、今まで以上に意識する、とてもいい機会になりました。

最後に、アインシュタインの言葉。
「ハチが消えたら、人類は4年後に滅亡する」




別ブログ "Les devoirs"に、続きを書いています。

2010/04/25

今日のおやつ。


抹茶のパウンドケーキが食べたくて。
レシピのバターと卵と砂糖を減らして 代わりに豆乳入れて焼いてみた。
だからちょっと生地がもろいかな。

静かな日曜日。昼下がりのおやつ。

BELLE MAISON × tremplapinコラボ

先日のJILL STUARTに引き続き、通販カタログのBELLE MAISONとの
ランチボックスにステンレスボトル、ランチバッグと、Tシャツのコラボ商品です。
なぜか"Yui TANIGUCHI"になってますが、ロゴはtremplapinです!

この商品は、スマイルシーズ(Smile Seeds)協賛商品で、
売り上げの一部がスマイルシーズ・プロジェクトに寄付されます。
スマイルシーズとは、お買いものをするだけで、JENを通じて 世界各地で厳しい状況にある人々に、
"笑顔のタネ(スマイルシーズ)"を届ける取り組みで、この企画では、
スリランカの女性たちに野菜のタネや苗を送り、彼らの自立を支援する目的のようです。




こちらがtremplapinの商品の詳細HPです。

2010/04/22

森の緑の産毛

20℃のぽかぽかお天気だった先週の日曜日。
旦那さんと、仲良しのユウコちゃんと一緒にイヴの眠る森へ。
池の畔には、いっぱい人がいて、思いっきり伸びた芝生に寝転がって、
みんなニコニコ日光浴していました。
旦那さんは釣りに。私とユウコちゃんは、ヨガマット敷いて ごろごろ空を見たり、
語ったり、笑ったり、変な鳥を観察したり、食べたり、寝たり。あっという間の6時間。

まだ芽吹き始めたばかりの森は、しっかりとした緑色になる前の 若い黄緑色の産毛のようで、
触るとまだ柔らかくて 赤ちゃんのような肌触り。でも 葉をつけた茎はたくましくて、
太陽のエネルギーをこれから うんと吸収して 大きくなる準備をしていました。

私たちも 太陽の光をいっぱいいっぱい浴びて、体の芯まで取り込みました。
温かくて優しい波動が 体の隅々まで伝わって、
私たちも 太陽の、自然の一部であることを実感しました。


















池の端っこに鳥の巣発見。

近くに、なに?なんか浮いてる〜と思ったら、めっちゃ小ちゃい鳥の赤ちゃん。
まだゆっくりしか泳げないの〜

お父さんが迎えにきた。あ〜毎年いる変な鳥だ。

仲良し親子で、涙が出そうなくらい かわいかった。


三角関係のカモのカップル?がいた。

ずーっと3羽でいた。ドリカムじゃなくて ドリカモ。なんちて。

なんかかわいい音楽聞こえる〜と思ったら、アイス屋さん!

ジャンクな味のバニラとイチゴ味!(これしか選べない)
コーンもものすごく安っぽい駄菓子味で、おいしかった〜。笑

イヴのリンゴの木も、ご立派に たくさん葉をつけていました。
来月はお花咲くかな?

2010/04/20

Marché d'Aligre

お天気がいい日は、よく自転車でふら〜っと12区のアリーグルのマルシェに行きます。
ここに数件あるBioの八百屋さんは、ほとんどが量り売りで、1kg 2,80ユーロ!
いつものBioスーパーでの価格が 私の頭にはインプットされているので、
最近は まだ高いトマトやズッキーニ、ナスにピーマンなんかが破格値です。
アボカドも2つで1ユーロだったり、葉付きにんじんもごっそり一束2ユーロ。
今日は、ずっと食べたかった真っ赤なイチゴも 1パック2ユーロで かなりお買い得でした。
もちろん、Bioじゃない八百屋さんは もっともっと安いです。






そして、なんといっても、ここのマルシェは真隣にBrocanteが常に出てて、
買い物のあとには 必ずここで、アンティークのお皿やら買ってしまう。
今日もガラスのグラス 2個で1ユーロでした!

マルシェが出てる通りには、お肉屋さんやパン屋さん、チーズ屋さん、お花屋さん、
コーヒー豆屋さん、エピスリー、Bioスーパーに、Bioのパン屋さん"moisan"もあるし、
私の好きなアラブ系のお店もたくさんあって、大好きな界隈のひとつです。

アラブのおばちゃんがひっそりやってるパン屋さんで、
直径30cmくらいのおっきいsemouleのアラブパンを買った。
そのあとミナコちゃんとお茶しながら、おいしくて、
むしゃむしゃ半月のかたちになるくらまで食べちゃった。


これはPain Tajineって書いてあった。こっちもおいしそー。
今度タジンの日は これを買おう。


Marché d'Aligre
Place d'Aligre 75012 Paris
月曜休み。


JILL STUART NEWYORK × tremplapin

tremplapinがColoring Bookを描かせていただいた、
JILL STUART NEWYORK(子供服ライン)の 2010年春夏カタログが今日届きました!
日本ではもう既に配布は終了していて、入手できないみたいです...残念。
カタログの写真もとびっきりかわいくて、ピンク色のぬりえが少女心をくすぐり、
ハードカバーというところが、絵本のようで、大切に扱いたくなる一冊になっています。




珍しく英語バージョン。よりポップな雰囲気で、楽しく描かせていただきました!

前回の秋冬コレクションのカタログを 仲良しのMIKA POSAさんが撮影、
私の旦那さんがヘアーを担当していて、パリでの撮影を私もお手伝いさせていただき、
実はその時のフリーペーパー "JILL STUART/Barbie JOURNAL" に ちらっと映ってます。笑

2010/04/19

やさいのふしぎ




マルシェで買わずにいられなかった、とびきりきれいな色のBlette。
さっと茹でて、にんじんとビーツのグリルといっしょに 麦サラダ。