2014/11/21
2014/11/18
森のがっこう
娘の通うシュタイナー幼稚園の遠足で
今年も郊外のシュタイナー学校へ。
パリから離れた森の中にぴょこんとある、
幼稚園から高校までの一貫校。
「森のがっこう」と呼んで、親子でだいすきな場所。
校庭の草むらで遊んでるとき、
娘が突然「ちくちくする~!」って叫びだして
草にかぶれたようで、 腕と足に発疹が。
「痛い痛い!」って泣き叫んで
まわりを見るとその植物がぎっしり。
子どもたちがいつも遊ぶような校庭にわんさか茂ってる。
一瞬、「刈らないのかな?」と思ったけど
娘はそれ以降、用心して、その草に触らないようにして遊んでた。
きっと、わざと刈らないで、子どもたちに触れさせて、
自然の中の危険と共存すること
耳を傾けること
体感して覚えていく大切さ
自然そのままの姿を受け止めるよう、逆に与えてるんだと思った。
娘の幼稚園でも、毎朝、火を使う。
ろうそく灯してお祈りする。
そして火を消す係は子どもたち。
美しく、暖かい、火。
でも触れると熱くて、やけどしちゃう。
私も娘が小さい頃から、ときどき『危険』を体感させてきた。
ろうそくもそう、調理中のお鍋やフライパン、
ナイフや包丁、角の尖ったもの。
食器はプラスチックを使わないで
娘が何度か割って自ら学ぶのを見守った。
(お気に入りを割って私が悲しむ姿も)
外に出れば、道路で車にひかれてしまった鳩の姿を見て
車の危険、いのちの儚さ、小さな心で感じとってる。
いつも行ってる森散歩では、
白鳥に手を噛まれたり、泥沼にはまって抜けなくなったり。
真冬に池に落ちたことも。
「危ない危ない~!」って
もちろん子どもを守ることは大切だけど、
自ら自分を守る能力
自然との調和の中で生きてくちから
危険を察知するアンテナ
ぴんと研ぎすませて
そこから出逢う気づきや発見
火と、風と、水と、土と、すべてと仲良く
宇宙に包まれるエネルギーをからだでこころで感じること。
私たちも自然の一滴。
学びを受けとり
知恵を生み出し
感覚を養う体験を
織り重ねて育ってほしいと願う、今日このごろ。
森さんぽ部もそろそろ大好きな冬探検の季節。
自然のやさしさ 厳しさ
いろんなこと教えてくれる森は先生。
今年は、雪の授業があるといいな。
2014/11/08
2014/11/05
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