2014/02/20

森さんぽ部


思いつきで結成した『森さんぽ部』。
毎週末、時間を見つけては、パリ郊外の森を探検してます。
こどもたち、犬たちといっしょに、
草木に、土に、水に、風に、光に触れて、めぐる季節を感じて歩く
大地を踏みしめ、太陽を仰いで、木漏れ日のシャワーを浴びて、
緑と土の匂いを身体に染み込ませ、出逢いや発見を感動しながら
自然と宇宙と繋がるエネルギーを体中に充電する数時間の旅。

土の中から、枝の中から、むくむくと新しいいのちが顔をだし、
森いっぱいに広がっていく、芽吹きのうた。生命の大合唱。
枯れ果てて落ちた茶色の精におつかれさまを言って、バトンタッチ。
新しい循環がはじまる。

娘の森用のレインパンツも、私の丈夫な長靴も新しく揃えた。
雨あがりは泥んこになって、晴れの日は軽やかに駆け回って、
いろんな表情の森と触れ合い、愛し愛され、
感謝して、繋がって、全身で感じる。

私のバイブルであるレイチェル・カーソン*の本
『センス・オブ・ワンダー』。*『沈黙の春』『複合汚染』の著者)

今まで読むたびイメージの中で起きていた癒しと学び、
これからは娘と共に、この身体で体感していきます。

(本文より抜粋)
『子供たちの世界は、いつも生き生きと美しく、驚きと感激にみちあふれています。
 残念なことに、わたしたちの多くは大人になるまえに
 澄みきった洞察力や、美しいもの、畏敬すべきものへの直感力をにぶらせ、
 あるときはまったく失ってしまいます。
 もしもわたしが、すべての子供の成長を見守る善良な妖精に
 話しかける力をもっているとしたら、世界中の子どもに、生涯消えることのない
 「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性」を
 授けてほしいとたのむでしょう。
 この感性は、やがて大人になるとやってくる怠慢と幻滅、
 わたしたちが自然という力の源泉から遠ざかること、
 つまらない人工的なものに夢中になることなどに対する、かわらぬ解毒剤になるのです。

 妖精の力にたよらないで、生まれつきそなわっている子どもの
 「センス・オブ・ワンダー」をいつも新鮮にたもちつづけるためには、
 わたしたちが住んでいる世界のよろこび、感激、神秘などを
 子どもといっしょに再発見し、感動を分かち合ってくれる大人が、
 すくなくともひとり、そばにいる必要があります。

 「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではないと固く信じています。
 子どもたちがであう事実のひとつひとつが、やがて知識や知恵を生みだす種子だとしたら、
 さまざまな情緒やゆたかな感受性は、この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。
 幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです。
 美しいものを美しいと感じる感覚、新しいものや未知なものにふれたときの感激、
 思いやり、憐れみ、賛嘆や愛情などのさまざまな形の感情がひとたびよびさまされると、
 次はその対象となるものについてもっとよく知りたいと思うようになります。
 そのようにして見つけだした知識は、しっかりと身につきます。
 消化する能力がまだそなわっていない子どもに、事実をうのみにさせるよりも、
 むしろ子どもが知りたがるような道を切りひらいてやることのほうが
 どんなにたいせつであるかわかりません。

 地球の美しさについて深く思いをめぐらせる人は、
 生命の終わりの瞬間まで、
 生き生きとした精神力をたもちつづけることができるでしょう。』
























2014/02/16

St-Valentin


チョコレートのケーキ作るよって娘に言ったら、
そわそわして覚えた『バレンタイン』。
「ハートとお花とチョコレートの日」なんてイメージで説明したけど、
娘にとっては、年に一度の本当のチョコでケーキをつくる日、なのかも。

満月のバレンタイン。
いつものハート形じゃなく、丸いTarte aux Chocolat
白のまんまるラナンキュラス用意して迎えたら、
夫はバラの花を連れて帰ってくれた。
いつもとちょっと違った空気に娘は嬉しそうに、
私たちの笑顔もお互いに連鎖して、満月のように満ちあふれて、
テーブルの上のお花たちもやさしく微笑んだ、愛の日。



2014/02/13

甘い時間


お休みの日に娘といっしょにつくる、
卵・牛乳・バター・お砂糖なしのやさしいおやつ。
大地の恵み、自然の甘み、素材の旨みを、感謝していただく、大切な時間。
ドライフルーツのわずかな甘みだけでも、大喜びで頬張る笑顔、
安心できる素材そのままの味をありがたく感じられること。
こういう時間をできる限りずっと重ねていきたい。

娘は最近さらに活発で、幼稚園のお迎えのおやつには、
みかんやりんご、ドライフルーツじゃ足りないようで、
時間があるときはできるだけ腹持ちのいいおやつを作っていきます。
はらぺこさんにはシンプルな素材の味が染みる。

そんな娘だけど、冬休みの間に、とうとうデビューしてしまった。
甘〜くて色鮮やかでケミカルな、キャンディーやグミ、キャラメル、マシュマロ...
はじめてお呼ばれしたお友達のお誕生日会で、溢れるお菓子たちのオンパレード!
今まで知っていた焼き菓子やショコラではなく、小さくてカラフルな砂糖のかたまり!
私はお誕生日会の間中、ふらふら倒れそうになりながら、
はじめて出逢う宝石のようなお菓子たちを、嬉しそうに味わう娘の姿をぐっと見守った。
帰り道、かわいい袋いっぱいにいただいたお菓子たちを、きらきら輝く瞳で眺める娘に、
お菓子の成分や添加物の害、私の想いと、決まりごとをつくって、伝えた。
幼いなりにしっかり理解したようで、白いお砂糖が体によくないこと、
どうしてこんなに赤や緑のきれいな色なのかなどを話して、
こういう「とくべつな日」だけのお楽しみにしようねと約束した。

家に帰ってから、いただいたお菓子をさてどうしようかと考える横で、
何度も何度も、紙袋の中をのぞいては、
キャンディーの包み紙をちょっとだけ開けて、匂いを嗅いだり、
ぺろっと舐めたりする姿を遠くから見て、おかしくて笑えてしまい、
娘のこの大きな好奇心を逆に抑えすぎてもよくないと思い、
毎日ひとつだけ、おやつに食べて、
袋の中がからっぽになったら、おしまいにしよう、と決めた。
数日後、なくなったあとは、またいつも通りに、
果物や、糖分控えめのおやつに大喜びの生活に戻った。

それ以降、今までは断っていた、まわりからいただくお菓子は
ありがたく受け入れて、娘に自分で判断させるようになった。
最初は目がくらんで瞳が★のかたちになるけど、
冷静になって「いっこだけにする」とか「もうやめとく」と自分で決める。
もちろん、欲に負けて、できないときもある。
そして、嬉しそうに「これテンカブツ♡」と言いながら頬張る姿に、
戸惑いながらも、くすっと微笑んでしまう私がいる。

娘が嬉しいことは、私も嬉しい。
それを一番大切に。
健康とひきかえに、喜びまでを奪ってしまいたくない。
例え少しの毒を入れながらでも、跳ねのけてハッピーで健康な波動でいられるなら、
それはそれでいいのかも、と思うようになってきた。
いざ身体に反応がでて自分で体感しない限り、まだちゃんと理解することは難しい。
日々の食生活のおかげで、娘が医者いらずで強くたくましく育つ姿を実感するごとに、
娘の体への信頼が深まり、私も手放せることがどんどん増えてきた。
母親にとってすごく難しくて葛藤することだけど、
娘の成長と共に、いろんな課題を与えられ、私もゆるく解けて、成長させられていく。

そんな私だって甘いものは大好物。
2人でわくわくする時間を共有できるようになったことは嬉しい。
最近は、「おかあさんのつくるおやつはテンカブツ入ってない?Bio?」
なんて言うようになって、おかしいけど、
手づくりのおやつにほっとするかんじ、
大きくなっても忘れないでいてもらえたらいいな。

ショコラ天国のフランスで、はじめてチョコレートを覚えてから1年。
1年前は、娘とチョコレートケーキを食べにいくことが夢だったのに、
今では、たまに娘を誘って、2人でニヤリ「とくべつしよっか♡」と
街角のパン屋さんで好きなパンを選んだり、ジェラートやクレープ、
カフェでチョコレートケーキを半分こして食べたり、
おうちでも時々は、しっかり糖分と乳製品を使ったおやつを作ったり。
「からだによくないけど、とくべつのときだけ♡」と
娘はちゃんと理解して、私と一緒に楽しめることを心から喜ぶ。
それが私もまた嬉しい。

矛盾してるけど、本当は憧れだった、娘と2人で手を繋いで、
心ときめく"とくべつな甘い時間"をいっしょに笑顔で頬張れること、
素直に、愛おしく、嬉しく、ありがたく想う、今日このごろ。


大好きなレモンのマドレーヌは、ちょこっとメープル入り。


米粉のマフィンは、アガべシロップをほんの少し。


1月にいただくガレットデロワも、手づくりでシンプルに。

2014/02/05

立春


今年は手袋がいらない、暖冬のパリ。
このまま春になってしまうのがちょっと寂しいくらい。
立春の日に咲いた梅。
去年咲いた日と2日違い
自然のサイクル、植物の体内時計はすごい。

残りもので、春色ひとりランチ。
ブロッコリーのジェノベーゼに、摘みたてブロッコリースプラウト。
ラディッシュの塩麹マリネに、南瓜とさつまいもと人参の橙色ポタージュ。

「危ないからだめ!」と言ったのに、
聞かずに勝手に娘が擦りおろしてくれたキャロットラペ。
もうこんなこともできるんだ!って、ちょっと反省。
新しく出た芽を踏んでしまうところだった。

2014/02/01

生命力


キッチンの生命力。
スプラウトが、にょきにょきぐんぐん。
酵素が、ぷくぷくしゅわしゅわ。
発芽の神秘。発酵の神秘。









春の足音


新月で迎えた元旦に続き、今月2度目の新月。旧正月。
いつも満月あたりに規則的にやってくる子宮のおしごとが、
なぜか今回は2週間もはやくやってきた。
2度目の新月、2度目のお正月に、2度目の子宮浄化。2度目のリセット。
月のリズムとバランス取って整えてくれてるのかな。
数日前に怖い夢を立て続けに見たのは、潜在意識の浄化で、
なんだかまたさらに軽ーくなったと思ってたところだった。
去年の浄化祭り、無意識の中でもまだまだ続いてる。
思いっきり、からっぽに、きれいになって、
暖かく眩しく輝く新しい春を迎えるのが、こんなにも待ち遠しい。

アパートの下の梅の花も、もうすぐ。
去年みたいに、咲いたあと雪で凍らないことを祈って。

なんとこの前の年末まで咲いてた、のんびり朝顔。
やっとみんな種になって、収穫。

新しいいのちにバトンタッチ。
繰り返す生命のサイクルをいちばん感じる季節。