2010/09/30

やくわり

パリコレが始まって、我が家もまわりも友達も、バタバタと慌ただしい時期です。
直前に、旦那さんが風邪をひいて扁桃腺が腫れてしまい、
ホメオパシーの風邪薬と扁桃腺のレメディを摂ったら、夜のうちに解毒したようす。
でも、治りかけの体で、また大忙し&突然の寒さ&寝不足で、またぶり返し、
ショー前日に、とうとう市販の鎮痛解熱剤を飲んだら、数時間もしないうちにピタっと治ってしまった。
「こんなにすぐに治る薬って、怖いねー」と話しながら、
ファッションウィークが終わったら、ゆっくり体をいたわってあげることを約束した。
時間がないときは、しょうがないのです。

そんなときは、毎日できるだけ、質素でも体にやさしいご飯を作って、
温かいおうちを保っておくことを 心がけるように。と意識が変わったのはここ最近。
1年前のこの時期、ファッションウィークを挟んで、私は1ヶ月に4つもの展示会が立て込んでいて、
家の中は、「食べ物がない!服が洗濯されてない!部屋がぐちゃぐちゃ!」
そんな慌ただしさの中、自分の活躍や夢も大事だけど、
それと引き換えに、一番大切なものを見失ってはいけないと気づいたのでした。
その気づきを得たときに、赤ちゃんが降りてきたのも不思議なできごと。
女に生まれてきて、私に与えられた本当の役割とはなにか、やっと分かってきました。

急な仕事が入って、せっかく作った食事がいらなくなることにも、腹を立てないように!
しなきゃね...

2010/09/29

スイートポテト


お仕事が一段落しても、やっぱり作ることが好きなので、
料理やらお菓子やら、空いてる時間さえあれば何か作ってしまう。

さつまいもが1本あったので、久しぶりにバターと卵を使って、スイートポテト!
最近はずっとマクロビスイーツしか作ってなかったけど、たまには。
おいもを練ってるとき、前日カレーを作ったときの木べらにカレーの匂いが残ってて、
ほんのりスパイシーな匂いがぷ〜ん。笑 
焦ったけど、ラム酒を入れたら大丈夫になった! 絶品でした。

2010/09/25

金色の秋









パリはすっかり秋色で、落葉がひらひらと舞って、黄金に輝く季節。
日差しは強いけど、気温は低いので、街ゆく人たちの格好はさまざま。
すでにダウンを着てる人、まだノースリーブの人、
ムートンブーツを履いてる人、素足にサンダルの人...

植物と同じく、ちょっと前から体がカサカサ乾燥してきた。
我が家では最近はボディーソープでなく、石鹸で体を洗ってるのですが、
乾燥肌用に、今回はWELEDAのカレンデュラ石鹸に変えてみました
きめ細かくて、しっとり滑らかで、なかなかよいです。

それと、これからの時期に絶対必要、
長年愛用してるDr.Hauschkaのハンドクリーム。
お肌につけるものたちも、そろそろ衣替え。

Sésame

お腹の重さとホルモン関係のせいで、最近はデスクワークやパソコンの前で仕事をしてると、
もうひどい腰痛になってしまい、今までのように長時間座って仕事ができない...
家でのお仕事の量を控えて、スローペースに。
なるべく毎日買い物や用事やらで、散歩を兼ねて運動するようにしてます。

ファッションウィークという嵐の前の静けさの中、街中がストで混雑する中、
満月と、雨が降る前の圧迫したむんむんする空気の中、
ご近所のはなえちゃんと、『パリの歩き方』でも紹介させてもらった、
サンマルタン運河沿いにあるカフェ"Sésame"で、おしゃべり炸裂大笑い。あー、すっきり。

最近は、人とお茶したり、おいしいもの食べたりと、
なんだかちょっと自分を甘やかして、くいしん坊ブログみたいになってるけど、
来週からのファッションウィークに続いて、11月に引っ越し。その後、出産。
今はまだまだ動き回れるし、遊べるのも、仕事できるのも、今のうち!

ここのスムージーが本当はおいしいんだけど、今回はChocolat frappé♪

Sésame
51 Quai de valmy 75010 Paris
01 42 49 03 21
8:00〜24:00 月曜休
お店が紹介されてる記事→こちら

2010/09/23

Patisserie Viennoise


サンジェルマンでの用事ついでに、私のかわいいパリの妹Aiちゃんと、
オデオンにあるウィーン菓子屋さん"Patisserie Viennoise"で、昼下がりおやつタイム。
Rose Bakeryのシェフ(就任されたそう!)アスカさんのおすすめ店で、一度来たかったとこ!

Aiちゃんは、アップルシュトゥルーデル。私は...チョコこってりオペラ。笑


お値段もかなりお手頃で、大満足。
すっごくおいしかったけど、1週間分くらいのチョコレートを食べてしまった!
日頃から、あまりにこってり糖分は避けてるので、帰り道からボーッとしてちょっと頭痛。笑
敏感な時期だし、言わんこっちゃない。でもまたいろいろ食べに行きたいな〜。
寒ーくなったら、自家製Chocolat chaudをふらっと飲みに行きたい!

Patisserie Viennoise
8 rue de l'Ecole de Médecine 75006 Paris
01 43 26 60 48
営業:9:00〜19:00 定休日:土・日・祝
お店が紹介されてる記事→こちら

2010/09/21

マクロビおやつ


妊娠後期に入り、毎日甘いものがとにかく欲しくなる。
この時期の胎児の成長にはブドウ糖が必要のようで、
私の体で作られたブドウ糖が胎児に優先的に吸収されるため、そうなるらしいです。

外出時には、ごってりした甘いものに目がくらんで、買ってしまうことが多いので、
おうちでのおやつは以前よりももっと意識して、ヘルシーに。
バターやお砂糖を使ったお菓子は、最近はほとんど作らず、お砂糖なしのマクロビおやつばかり。
無糖蒸しパン作っておいて、メープルシロップつけて食べたりが、お気に入り。

だって本当に、ちょくちょくちょくちょくお腹がすくんだもん。
玄米と野菜を中心の食事をしっかり食べても、夕方と夜中にぐるる~。
私だけじゃなくて、お腹の中でも、小さな食いしん坊が活発に動いてるから。
なんだか、まめにエネルギーを必要としてるように感じる。

実は、妊娠8ヶ月目にして、まだ2kgしか体重が増えてない私。
赤ちゃんと羊水合わせて、約2kgなのに
これを機に、これから急激に増えるのかな。

ココアとさつまいもで、お砂糖なしブラウニー。

全粒粉とオートミールとレーズンのクッキー。

友達との食事会で作ってった、タピオカ抹茶豆乳ココナッツミルク。
自家製あんこ入り!

2010/09/18

R MAGAZINE n°12


"R MAGAZINE" n°12に、tremplapinのイラストが掲載されています。
テーマが «EARTH»ということで、森の写真といっしょにイメージを作らせていただきました。
実は、表紙をはじめ、中の"precious EARTH"というストーリーのヘアーを、
ヘアーアーティストである私の旦那さんYusuke TANIGUCHI(谷口佑輔)が担当しています。
久しぶりの雑誌共演。笑
苔を使ったヘアーや、羽根のウィッグ作品など、HP(www.r-lemagazine.com)でもご覧になれます。

私のは1ページだけですが。

左が旦那さん作ウィッグ。

今年最後のきゅうり


マルシェできゅうりが安かったので、きゅうりとキノアのサラダ。
ひじきとカイワレ、レンズ豆入り。
でも、やっぱりもう寒いなぁ...
きっと今年最後のきゅうり。また来年ね。

2010/09/17

秋晴れ


パリはすっかり秋の匂い。
空を見上げると、ひつじ雲がもこもこ広がって、運動会を思い出すような天気。

マルシェに行ったあと、パリの歩き方でもご紹介した"CAFE SUEDOIS"へ、
エッフェル塔の中で働くパティシエのMさんと、美容師のAさんと一緒に、軽くランチ。

本日のお野菜スープ。

デザートにみんなでキャロットケーキ。

用事ついでに、マレのRue des Rosiersのユダヤ系パン屋さん"KORCARZ"で、
最近発見したおいしいチーズケーキを買って、おうちで旦那さんとティータイム。

これが、甘過ぎなくて、本当においしー!!
あれ?さっきケーキ食べなかったっけ?

2010/09/15

たまには。


最近ハマってる手づくりピザ。
前はちゃんと発酵させて作ってたけど、ベーキングパウダーで作る方法見つけて、
和食に飽きたとき、おもいつきでピザ生地作ってすぐ食べれるからいい!
そういえば、全然パンづくりしてないな〜
いつもオイルヒーターの上で発酵させてたから...冬になったらまた始めよう。
でも、パンは食べ過ぎると、なんか体が、腸が、変なかんじになる。

Du Pain et Des IdéesのPain des amisが残っちゃったので、
バナナ入り豆乳パンプディング♪

2010/09/13

『パリの歩き方』


9月9日に発売されたパリのガイドブック、『パリの歩き方』に、
パリ在住ナビゲーターのお散歩コースとして、オーガニックなお店を中心に、
私のお気に入りのカフェやショップなど、3ページを紹介させていただきました。
本屋さんを通ることがありましたら、ちらっと覗いてみてください。
パリにご旅行計画中の方は、是非これを持って遊びにいらしてください。
あ、写真は妊娠3ヶ月の頃なので、お腹はまだ出てません!



『パリの歩き方』2011-2012(地球の歩き方MOOK) 
  9月9日発売 
 ¥1,100(税込)
 出版:ダイヤモンド社

2010/09/10

秋ごはん


大好物のかぼちゃ(緑の皮のPotimarron)が、今年も並び始めた!
まだちょっと高いので、小ぶりなのを選んで、ことこと煮物。
Mさんにいただいた、手づくり納豆と、
同じく自家製Bio干し椎茸でダシをとった白菜のお味噌汁。
体が温まる、ほくほくおいしい秋の始まり。

さつまいもの雑穀玄米ご飯。

寒くなってきて、おいしくなるほうれん草でポタージュ。
野菜たっぷり豆腐ハンバーグの残りでランチ。


デザートは最近はもっぱらブドウ。Bioの小粒のが、ほんとにおいしい。

健康の選択 2



以前書いた、『健康の選択』という記事の続きになりますが。

日本では、なんだか狙い通りのように、ホメオパシーに圧力がかかってます。
ある新聞社の記事がやたら多いのも気になります。
確かに、日本でのホメオパシーのあり方はしょうがないのかもしれない。
" 特殊 "なものにとらえられ過ぎてる。
特殊な人(ホメオパス)が、特殊な場所(提携クリニック)で、
特殊な値段(かなり高い)で、特殊な薬(レメディ)を処方する、というイメージ。
それは宗教だと言われても、おかしくない気がする。
日本では、オーガニック食品でさえ、宗教がかったものに見られると聞いて驚きました。

日本ホメオパシー医学協会の由井寅子さんの言葉には、
深く共感する部分が本当にたくさんありますが、私は書籍を愛読させていただいてるだけで、
協会に携わったことがないので、実際の方針についてはよく分かりません。

ヨーロッパでは200年以上の歴史があり、
普通の一般医の先生がホメオパスである場合が多く、
診察料も変わらないし、その上、保険も適用される。
「ホメオパシーと普通の薬、どっちにする?両方?」というかんじ。
薬局でも処方箋なしでレメディが、日本の倍の量を4分の1の値段で買えるし、
ヨガや、ヒーリング療法、ハーブ療法などは、針治療やマッサージと同じように
生活の中に溶け込んで、健康療法として生きています。
こちらの幼稚園や小学校の保健室でも、先生がホメオパシーを渡すことは多いし、
親も当たり前のように知ってるから、問題にはなりません。
風邪をひいて喉が痛いときに、「ネギを巻いときなさい」というのと同じです。
ホメオパスでない医師だって、妊婦や赤ちゃんにはホメオパシーを処方したりもします。
ホメオパシーと普通のアロパシーの鎮痛剤を一緒に出したりもします。

ドイツでは保険から外されたらしいし、イギリスでも検討中らしいですが、
もちろん、効かないこともあります。
ホメオパシーは、約3000種類もあって、精神的なことやトラウマ、病状などによって、
ぴったり当てはまらないと、ヒットしません。漢方薬も同じでしょうか
現代医学のように、即効性のある強い薬で押さえつけるのではなく、
ゆっくり自分の体と向き合いながら、長い時間をかけて治していくものであり、
その過程も、私は大切だな、と思ったりもしています。
はやく効かないと意味がない薬しか、現代社会では必要とされないのでしょう。

ヨーロッパでは、「おばあちゃんの知恵薬」的な、生まれた時から身近にあるものですが、
日本では、「これさえ信じれば必ず治る」的な、
やはり少し宗教だと捉えられてしまってもおかしくないやり方で、広まっている気がしてきました。
私もこの一件で、こちらと日本とのあり方の大きな違いを感じ、少し考え直しました。

食生活で、私はマクロビオティックの教えにはとても共感していますが、
完全にやっているわけでなく、自分のいいバランスで取り込んでいるだけです。
オーガニック100%な生活も、ほとんど不可能だと思います。
ホメオパシーを初めとした自然療法も、今の生活ではそれだけを使って健康体ですが、
いざという時、特に出産の時は、出来る限り自然出産を希望していますが、どうなるか分かりません。

日本はどうして、なにごとにも、お金の匂いがぷんぷんするんだろう。
ビジネスになりそうな海外の文化だけは取り入れて、それ以外は、叩きつぶす。
確かに、今問題になってるホメオパシーの一番の問題は、
「効かないから」ということに摺り替えられていますが、
本来は「他人を巻き込まない程度にしなさい」ということです。
それは、他人の命がかかっているから。
それは患者本人が決めることであって、人それぞれの健康の選択は、自由であっていいと思います。

2010/09/08

新月


ちょうど1年前、ラマダン中のモロッコに行った。
今回の新月は、今年のラマダンが明ける日。
妊娠してから、体調がいつもと違い、最近はやけにお腹がすく。
特に甘いものを欲して、低糖や無糖のおやつを作ったり、フルーツ類を常備してる。

手の届くところに、食べるものが、たくさんある。
それが「とてもありがたいこと」と思うとき、よくラマダンを思い出す。
" 断食をすることで、豊かな人々も空腹感を知り、貧しい人々のつらい思いを共有する。"
妊娠中は断食はもちろんしないらしいし、私はムスリムでもなんでもないけど、
あたりまえに食べ物があるということに麻痺しないように、
お腹の赤ちゃんに、食べもののありがたさ、伝えながら、
命を守るために、命あるものをいただくということに感謝して、この子の分もいただこう思う。



次の新月(乙女座)が起きる日時: 
日本時間 2010年09月08日 19:28〜 (ボイドタイム : 9日18:02〜18:04)
パリ時間 2010年09月08日 12:28〜 (ボイドタイム : 9日11:02〜11:04)
*ボイドタイムとは、月の働きが無効になる時間帯なので、その間の願いごとは控えてください。

★新月が乙女座にあるときに願うと実現しやすいこと
体の健康/食生活・運動/仕事・ライフワーク/眼識/助けてあげること/秩序/リラックス/完ぺき主義
(ジャン・スピラーの新月カレンダーより)