2012/10/31

いなかの生活


夫の故郷、宮崎での日々。
おばあちゃんの手作り味噌に切り干し大根、梅干しを使った、娘のランチ。
パリの生活でも絶対に欠かせない、三大元気のお薬。

姪の通う保育園に一時保育で数日間だけ、通園してる娘。
朝、園に着くと、園児たちがわぁーって寄ってきて「おとはちゃーん!」と出迎えてくれる。
やっぱり言葉が通じるせいか、全く泣かずに、ものすごく楽しく過ごしているよう。
おむつもなしで、ご飯もおやつもぜーんぶ食べて、おもいきり遊んで、
パリの保育園では一睡もしなかったお昼寝もできた。

朝ごはんも、お昼ごはんも、おやつも、夜ごはんも、
おにぎりを好む娘は、まるで昭和の子みたい。
裸足で校庭を駆け回り、木の実や土と触れて喜ぶ田舎での暮らし。
地産地消の給食、裏のお山にお散歩、縦割りのクラスでの思いやり、
手仕事の時間などにも共感できて、私にとっても娘にとっても素晴らしい時間。

ゆっくりした時間ができた私と夫は、
久しぶりに二人きりで、稲刈り中の田舎道をドライブ。
大きな空、連なる山、金色の田んぼ、力強い緑、澄んだ空気、
美しすぎる淡い夕焼け、奏でる星たち、凛とした満月、そして笑い声の溢れる暖かいおうち。
素敵な時間を、ありがとう。

2012/10/28

よつば


日本での滞在も3週間が過ぎ、たくさんの家族に囲まれた生活の中で、
ますますパワーアップする娘は、110ヶ月になった。
今まで、話せるようになった言葉は必ず書き留めていたけど、
もうそんなの追いつかないくらい、毎瞬新しい言葉を目まぐるしいくらいに吸収して、
みんなの話し方を真似たり、過去形、現在形、未来形を自然に使いわけて、
最近はいっちょまえに4語文を話すように。

「ちっちゃーい はっぱ いっぱい あるねぇ〜
 これ とうたん どうぞ するのー!」

公園で、私が見つけた四葉のクローバー。
でも、まだ知らない娘にとっては、ただの葉っぱ。
知識を得ることによって、わくわくすること、嬉しいこと、悲しいこと、
もっともっといろんな感情をこれから体験するようになっていくけど、
まだ透明で純真無垢な部分に触れると、あーきれいだなと想う。

成長とともに自我がめきめき芽生えてきて、
私の時間の流れと彼女のペースのズレに、ときどきイライラ噴火したりもする。
そんなときでも、四葉も知らないゆるーいゼロの世界に導いて、
ぱっと両手の中に花を咲かせて笑顔をくれる。
大人、なのは私だけど、大きーい人なのは、彼女のほう。
うまく言えないけど、彼女自身が四葉のクローバーみたいな存在。

2012/10/24

シンプルなこと


実家でつくった娘のおやつ。
日本はフランスよりも甘い誘惑がたーくさーんあるけど、
欲しいと思うものはほとんどないので、やっぱりできる限り手作りで。
砂糖もバターも卵も牛乳もなしで、いつも通りシンプルに。
お料理もそうだけど、いい素材でシンプルに作るのが一番おいしい。

ものに溢れた便利な日本だけど、
私はコンビニも100円ショップにも用はない。
実家では、近所の人が畑で穫れたお野菜をいっぱい分けてくれるので、
スーパーにもほとんど行かなくて済んだ。
調味料だって、塩と砂糖、醤油、味噌くらいがあればいい。
なんてシンプル。
毒のように甘いお菓子がなくても、
娘は生のにんじんをおいしそうに齧るし、干しぶどうが贅沢なおやつになる。
素材本来の味、それを生かして調理する手のぬくもり、
また改めて感じている、日本での今日この頃。

友達からいただいた犬の形のクッキー型で、かぼちゃのクッキー。

レーズンとくるみとオートミールのクッキー。

2012/10/15

ふるさと















2012/10/05

やさいのいろ


娘とふたりでなんだか豪華に見えるブランチ。
前夜のポトフに野菜のガレット、ドイツで買ったザワークラウト。
残りものがあるって忘れてて作ってしまった、紫カリフラワーと玄米のスープ。
と、焼きたてほかほかのパン!
みんな揃ったらこんなにカラフル!
野菜の色、自然のままの色って、なによりもきれい。
見てるだけで元気もらえる。

農家さんから届く、カラフルな夏野菜と果物も、そろそろ冬の野菜のバトンタッチ。

野菜ガレットをつくるときの、この色合いも好き。

にんじん葉が届いたので、にんじん葉ジェノベーゼ!

これがすごくおいしかった。でも油の量が怖くて控えめにしたら、あまり絡まなくて残念。
松の実のかわりにいろんな種やナッツで。
ビーツのスープといっしょに元気いっぱい。

娘の初めてのカレー。
ルウにもお野菜が撹拌されてるから、完っ璧なベジたっぷりカレー!

ぐつぐつ煮込んだタジン。

生地から作って、シンプル野菜でピザ。

娘のお弁当には、おうちの窓辺で穫れたプチトマトと大葉(豆腐ハンバーグに)を使って。

2012/10/03

地球と調和


じわじわ日本に忍び寄る足音に、一人でも多くの人が耳を傾けますように...

こんなニュースを目にして、久しぶりにブログに綴ろうと思いました。

フランスを始め、ヨーロッパでは遺伝子組み換え農作物の取引が停止される可能性がある一方、
今まさに日本では、原発問題に隠れたところで、農林水産省がモンサントからの 
国内での遺伝子組み換え農作物の栽培や一般使用の申請に、承認したようです。 
すでに遺伝子組み換え米が栽培されているという噂もありますが..
ヨーロッパでは栽培は禁止、輸入も制限されています。
このまま進んでしまえば、遺伝子を操作された闇の使いたちが大地をみるみる蝕んで、
在来種を絶滅させ、生物の健康を、生態系を、自然界を壊し、
地球のバランスをどんどん壊していく...

世界で一番、遺伝子組み換え作物を消費している国は、日本。
輸入大豆やトウモロコシの約50%は遺伝子組み換えだそう。 
表示基準も甘く、曖昧で、見ると安心するような『遺伝子組み換えなし』の表示も、 
実は5%までの混入なら表示できるトリックなのです。 
遺伝子組み換え作物を食べた害虫でさえ死んでしまうものが、5%も入ってる。
そして加工食品や家畜用の飼料になってしまえば表示もなにもいりません。
誰でも知っているお菓子や清涼飲料水などさまざまな食品に使われています。
「遺伝子組み換え」原料入り食品メーカーランキング


3年程前に、このブログと別ブログに、詳しく綴った記事を改めて読み返しています。
 tremplapin Blog 『遺伝子組み換えのこと
 Les devoirs 『遺伝子組み換えのこと 15

当時、調べていた頃に何度も繰り返して観ていたドキュメンタリー映画が
最近やっと日本で公開されるようになったようです。
 映画『モンサントの不自然な食べもの』(マリー=モニク・ロバン監督 2008年 フランス)

農薬、食品添加物、遺伝子組み換え作物、予防接種、環境ホルモン、そして放射能問題...
すべて人の手が創りだし、この自然界の生命力を奪い、生態系を壊していくもの。
と同時に、ここまで来てしまったそんな私たち人間に、今、最後の気づきを与えてくれるもの。
遺伝子を操作することができるようになった人間のテクノロジーは素晴らしい。
今の時代になくてはならない携帯やインターネット、炊飯器に洗濯機は、私だって使う。
でも、目に見えない小さな闇の使いたちは、しっかりと自分で見極めない限り、
必要としなくても、体内に、血液に、細胞に入り、遺伝子を狂わせていく。
震災をきっかけに、世の中の裏の黒いシステムがどんどん暴かれ、
たくさんの人が今まで無関心だった真実を知るようになって、
この問題にも一人でも多くの人が意識を高めていけたら、なにかは変わってくると思います。

私を始め、まわりで玄米菜食などの食生活を意識するようになった人たちは、
ほとんどが自分や家族の病気がきっかけであることが多い。
そしてやがて、自分たちだけでなく、地球環境との繋がりに目覚めていく。
地球はまさに今、病気にかかり始めています。
世界中のあちこちで、咳がでて、鼻水がでて、熱がでて、手当てを必要としてる。
そして次は、私たち生物がその影響を受ける。
自然の一部である私たちは、生み出していくテクノロジーと共に、
住処である地球の自然界をできるだけ汚さぬよう、
今までの人間の進化、営みに感謝し、毎日いただく命の源、大地の恵みに感謝し、
人間らしい生活をして暮らしていくことが大切だと思う。
大地に、風に、水に、花に、葉に、自然と寄り添う気持ち...
一人でも多くの人たちがそんな想いを持って生きていれば、なによりの地球の手当てになると思う。
それを忘れたら、生物と共に、地球はますますバランスを崩していくでしょう。
この地球上に、私たちの生命力を奪う不自然なものは、なにもいりません!!

最近、気づいたこと。
今までずっと自分でも不思議に思っていたこと。
ずっと昔から、私が、人の絵を描かないこと。
自然や動物しか描けないわけ。その理由にやっと気がついたのです。
人間が、人の手が、きっと怖かった...
無意識のうちに、それを絵で表現してた。
私の夢。
それは、自然と寄り添う、笑顔で溢れた人々を、躊躇いもなく描けるようになること...

2012/10/02

おやつのじかん


今まで、甘い白砂糖のおやつをほとんど食べたことのなかった娘。
週3回の保育園では魔の甘~~いおやつがでてくるので、
おうちでは今まで通り、砂糖なしの自然の甘みのみのおやつばかりにしています。
今通っているのは、公立の保育園なので、でてくるおやつに戸惑うばかりの私...
毎日の牛乳(フォローアップミルク)は控えていただき、
おやつに関しては、ヨーグルトやFromage Blancなどの乳製品はしぶしぶ受け入れ、
チョコレート(びっくり!)のみ、与えないようにしてもらいました。
あとは甘~いビスケットやマドレーヌ、コンポートがでるようですが、
娘だけ、おやつ持参で他のお友達と食べるものが違って孤独感を覚えてしまうのは悲しいので、
みんなと一緒に楽しくおやつの時間を過ごしてほしいと思い、そうしました。
娘に「今日、保育園でなにしたのー?」と尋ねると、
決まって「おやつ~!グテ~!(Gouter)あま~いの♡」と言うので、
さぞかし、なにより嬉しいのでしょう。笑

だからおうちでも甘~いおやつに負けないくらいの、
おいしいヘルシーおやつを、できるだけがんばって作るからね!


お砂糖・卵・牛乳・バターなしのマクロビケーキ。
ドライいちじくとレーズンの甘みのみ。

たまに手作りするパン。レーズンとごま、亜麻の実をたっぷり入れて。


最近はクッキーを焼くお手伝いもしてくれる。
まぜまぜ、こねこね、ぺたぺた、とんとん。
焼きあがったら「くっちー、おいしっしょ~!」と言って、ふーふーして冷めるのを待つ。

オートミールとレーズンとごまのクッキー。

娘といっしょに作った米粉のクッキー。

娘用じゃないけど、お手土産のレモンタルトは、バターとお砂糖はしっかり。
でも素材はすべてオーガニック。
いつもお砂糖入れないので勘が鈍ったか、ちょっと甘すぎた!(ような気がするだけ?)