→ MiLK Japon Blog 『Mont Saint-MichelとVitréの旅』
2014/03/22
春色おやつ
2014/03/16
むすめと食事
ある日の娘ランチ。
宮崎のおばあちゃんの手づくり味噌のお味噌汁に、
おばあちゃんの梅干しと、キノア入りの玄米おにぎり。
照り焼きテンペ、パネとにんじんのきんぴら、蒸し焼き野菜。
幼稚園に通いだして、給食をいただくようになった娘は、
和食を食べる回数が今までの半分になってしまったので
おうちでのごはんは、今まで以上に和の素材を使うようにしてます。
パリにいながら、もう10年くらい、食事の9割は玄米食。
Bioスーパーで、玄米やうどんや蕎麦、お豆腐、海藻、胡麻など、
手頃な値段で、今ではなんでも揃えられるのが、本当にありがたい。
幼稚園の給食はすべてオーガニックでベジメニューだけど、
やっぱり日本人のからだに必要なエッセンス、
お味噌や海藻、発酵食品などはしっかり補ってあげたい。
いまだに好き嫌いなく、なーんでも食べてくれる娘。
最近は時間がかかるけど、ゆっくりでも、結局、毎日、全部、完食。
生姜の効いたものや、生のネギ、ぴりっとするラディッシュやカイワレ、
アンディーヴの苦みも、青汁的な飲み物も「おいしい!」と喜ぶ姿にいつもびっくり。
私が洗脳してる(笑)「身体にいいもの、わるいもの」もちゃんと覚えて、
テーブルに出されるたびに「これ、からだにすっごくいいねぇ!」と喜ぶ。
「おかあさんのつくるごはんはテンカブツはいってないよ」なんて言って、
娘がいつも健康なのは、日頃のごはんのおかげだって分かってくれてる。
小さい頃からお肉はほとんど与えないできたので、
お肉を食べることには無関心で、たまに一緒にいただくときは、
自分から「とりさん..ありがとう~。いただきます..」って
ものすごく感謝していただく。きっと、それを教えてきた私以上に。
お肉屋さんを通ったり、マルシェやスーパーで並ぶお肉にも、
いちいちなにか感じてるようで、パックに入ったお肉や加工品でも
『お肉=動物』ということが、しっかり彼女に染み込んでいるよう。
最近は、種や豆の発芽の不思議に興味があって、
キッチンのスプラウトや、アボカドの種の発芽を観察したり、
お豆や果物の種を土に植えて育ててみたり。
お野菜を買う時は土が残ってるもののほうがいいとか、
不揃いなほうが自然なんだとか、葉も皮も丸ごと食べるのがいいとか、
そういう会話もできるようになって、おもしろい。
読み書きよりも、計算よりも、いのちをつくる大切な食のこと、
いのちをいただき、いのちを育てていくことの繋がり、
発芽や発酵、成長の神秘、それをいただくことの身体との関わり、
大地の恵みが受ける宇宙の力、それをいただく私たち、
感謝して、感じて、味わって、エネルギーにして、
健康でいられること、よくよく感じてもらいたい。
生まれてから3年とちょっと。
今のところ大きな病気もせず、インフルエンザだってなんだって、
どんな病気も薬の力には頼らずに、食事や自然療法のみで
ケロッと完治させる娘のたくましい身体は、日々の食事のおかげだと信じてる。
病気になって乗り越えるごとに、親子の絆はさらに深まり、
”生きる自信”がついて、娘はぐうんと成長して見える。
病気に感謝できる、ピュアな身体に感謝。
自然治癒を手伝ってくれる自然の恵みに感謝。
お腹を壊したことなんて、産まれてからたった二度くらい。
栄養学的なこと専門的なことは学んだことはないけど、
食べものの陰陽、身土不二や一物全体の思想をちょっとあたまに置いて、
玄米菜食を中心に、質のよい季節の恵みを使った、質素な食事。
少し高くても、お医者さん代はかからない。
それが、いちばん。私たちには合ってる。
そして、楽しい食卓を笑顔で囲める毎日に、ありがとう。
2014/03/15
春の空気
幼稚園の帰り道、娘が突然、大きな声で空に向かって
「ありがとう~~!!」って言うから、
どうしたの?誰に?って聞いたら、
「Soleil(太陽)に!だって、やさしいから~♡」
なんかこっちまで嬉しくなって、
いっしょに「ありがとう~~!!!」って叫んだ。
とうとう春到来のパリ。
先週末は22℃にまでなって、ダウンにセーターに帽子とブーツを脱ぎ捨てて、
娘は、はりきって半袖で駆け出した。
街を歩く人たちが見せる久しぶりの肌に、頬をくすぐるそよ風に、
恋いこがれてたお日さまのぬくもりと匂いに、跳ねてしまうくらいに嬉しい気持ち。
毎週かかさず活動してる森さんぽ部。
日曜日は久しぶりに家族3人揃って春色を探しに。
いきなりの小春日和に、たくさんの人が集まって日光浴。
きらきらの光で溢れかえって、冬とは違う表情をした、にぎやかで嬉しそうな森。
なのに!
ここ数日は、パリの街は大気汚染がひどく、お天気の日も少し霞んで見えるくらい。
大気汚染警報はもっとも警告度の強いレベルだそうで、
この週末の3日間は、パリ市のメトロやバスなどの交通機関はすべて無料に。
道ゆく車の量が減ったせいか、今日は少しだけ澄んでいたような気がした。
花粉にはけっこう強い私と娘は、スモッグで鼻炎。
こんなにいいお天気なのに、お外では遊べず寂しい休日。
パリのBioブームは、もはやあたり前になって、
どんな小さなスーパーにもBio商品がずらり置かれているくらい、
暮らしに浸透して、誰もが気軽にオーガニックのものを選ぶことができる環境なのに、
暮らしに浸透して、誰もが気軽にオーガニックのものを選ぶことができる環境なのに、
空気はまったくオーガニックじゃない。
太陽の恵みをいっぱいに受けたお野菜を使った波動の高いお料理に、
とびきりのオーガニックワインを、最高の春空のテラスでいただいても、
濁った空気の漂う街角では、台なし。
空気、土、水、緑、生きもの、生態系すべてが調和しあってこそが、
Bioブームだと呼んでほしいと思うし、
自分の健康や美だけでなく、地球の健康や美も共に考えていくことが
これから先、いちばん大切だと想う、今日このごろ。
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