2014/09/17

夏のおわりの収穫日和















































夏休み最後の日、831やさいの日。
パリに帰ったらいちばんに行きたかった、いつものオーガニック農園へ。
真っ青に広がる果てしない空と
うーーーんと続く、太陽の恵みいっぱい抱えた豊かな大地。

街のざわめきもなく、車の音も遠く
風がそのまま吹き抜ける、のどかな農園。
木々の日傘の木陰もなく、そのままお日さまがじりじり照りつける。

こんな大自然だけど、手つかずの自然と違って、
畑は人の手と共に生きてる。
太陽と雨と風と土、虫や微生物たち、そして人。
そこにあるすべてのものたちが、
力あわせて働きあって、生みだされる大仕事。
畑の恵みは、生命力の結晶。
人の知恵。自然の営み。
自然と人との調和の中で生まれる。
そのエネルギーは、いのちをつなぐ。
四季折々のいのちが循環して新しいいのちをつくりだす。

マルシェで並ぶお野菜。
スーパーに並ぶお野菜。
レストランでいただくお野菜。
毎日の食卓でいただくお野菜。
お野菜たちが産まれた場所。

一本のにんじんを掘るだけでもものすごい力が必要で
やっと掘れたと思っても、半分くらい割れてた。
日照りが続いて枯れちゃう野菜もいっぱい。
虫に食われたとうもろこしも
育ちすぎたきゅうりも、ごろごろ落ちてた。

私は、土も耕してないし
種も蒔いてないし
土のお世話もしてない
都合のいい日に収穫に来ただけ
そんな身で言える立場では全然ないけど

娘に、見て触って匂って食べて
体中で感じてもらいたい、この生命力に溢れる光景。
毎日いただくお野菜の、実だけでなく、
葉、茎、つぼみ、花、根っこの存在、力強さ。
いのちを育んでくれる、宇宙の恵みのありがたさ。

農家さん、ありがとう。
毎日の食卓に、心から感謝。



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