お正月は、パリから離れて数日間、田舎で過ごしました。
耳を澄まさなくても、風が、木々が、光が、話しかけてくる。
はじめに並木道を歩いたとき聞こえたのは、木々のわさわさ話す声。
「ようこそ、いらっしゃい」
おてんば娘は大はしゃぎで、小枝を持って大声で駆けて、
長靴で水たまりをぴょんぴょん飛び跳ね、泥んこになって遊び、
終いには池に落ちて全身びしょぬれ。
それでも楽しそうに笑い続ける無邪気な姿に
こども本来の自由で無限な世界を、思いださせてくれた。
都会ではなかなかできないこと。
娘の表情も、私の心の広さも違った。
週末はできれば毎週、森へ行こうと決めた。
朝一番のサイクリングで出逢った、
降り注ぐお日さまの光、きらきらの妖精たち、力強い命たち。
降り注ぐお日さまの光、きらきらの妖精たち、力強い命たち。
日が沈むと少し怖くなるくらい静かな、
夕焼けの碧、小枝のシルエット、生まれたばかりの凛とした三日月。
自然の中で感じた、あたり前で、貴重な、ひととき。
そんな清々しい旅で幕明けた新年。
私の住む地球さん、今年もよろしくお願いします。
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