2013/12/12

Sapin de Noël 2013


今年も我が家に、もみの木がやってきました。
去年に続いて、12月の最初の日曜日は、
家族みんなでお花屋さんへ、ちいさなもみの木を買いに。

ヨーロッパでは、クリスマスに天然のもみの木を飾る習慣があります。
おうちの中、アパートの入り口、学校、カフェ、
ブティック、公園、市役所、広場、メトロの入り口...
街中いっぱいに、もみの木の香りで溢れます。
天然のもみの木は、環境破壊になるのではないかという声もありますが..

クリスマス用のもみの木は、
それを目的として栽培されるため、
自然に生えている木々を伐採しているわけではないようです。
小さなもみの木1本が育つまでには、
だいたい57年くらいかかるそうで、
その間にたくさんの二酸化炭素を吸収してくれるのです。
生長が止まった木々は、その機能が衰えるため、
それを若木に植え替えることによって、
二酸化炭素をより多く酸素に替える森ができるそうです。

そして、パリ市では、
使い終わったもみの木をリサイクルできるよう、
新年になるとパリ中の約100カ所の公園に場所が設けられます。
人々を楽しませてくれて役目を果たしたあと、
細かく砕かれてコンポストとして土に撒かれて大地の栄養になり、
また自然に還り、循環していきます。

一番いいのは、輸送エネルギーのなるべくかからないものを選ぶこと。
フランス産はなさそうなので、できるだけ近い国のものを
(北欧産でなくスイス産で、FSC(森林環境協議会)の
環境ラベル(人工肥料や殺虫剤、除草剤なし)がついたものがあるそう)
来年は、探してみようと思います。
一番の理想は、おうちのお庭などで育てることですが...

エコのため、とプラスチック製のツリーを買う方も多いと思いますが、
プラスチックは土には還りません。
地球環境のことを考えると、
"自然を破壊しない=木々を伐採しない"と思いがちですが、
なにより大切なのは、できるだけ、
"自然に還らないものを産みださない"ことだと思います。
環境に優しい体制が整っていれば、
天然のもみの木を選ぶことは、自然にも優しい選択になるのです。








2 件のコメント:

  1. 唯衣さま
    こんにちは。ツリーの飾られているりんごが我家のりんごと同じで、嬉しくてコメントさせて頂きました! 
    お子さんの学校の事や、お友達の事、森の事、お菓子作りの事、いつもニコニコ読ませて頂いています。
    素敵な写真、そして誠実な文章、今夜もホンワカと眠れます。 ありがとうございます。 
    唯衣さんもいい夜を過ごされますように。

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    1. mikikoさま
      そうなんですね!このりんごちゃんはどこから来たのか..覚えてないのです。
      とにかく毎年毎年ずっと飾っています♡
      写真に写っていませんが、赤い梨ちゃんもいるんですよ。
      いつも読んでくださり、温かいコメントまで、どうもありがとうございます。嬉しいです。
      素敵なクリスマス&年越しをお過ごしください☆

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