2010/01/12

もみの木 リサイクル

Noëlに飾ったうちの小さなもみの木の枝を、今日、パリ市のリサイクルに出してきました。
道ばたにゴロゴロ捨ててあるもみの木を見ては、ため息が出るくらい悲しい気持ちになってたけど、
今年もやっと設置されました。もうちょっと早く設置して欲しいな。

Noëlに出回っている天然のもみの木は、森に自然に生えている木々を伐採しているのではなく、
ツリー用に育てられています。環境的にどうなのかな?と思っていましたが、
そもそも、木は二酸化炭素と水を原料に、光合成し炭素を糖分にして蓄えることによって幹が太っていき、
酸素を放出します。だから、生長期の木は、より多くの二酸化炭素を吸い酸素を出します。
しかし、生長が止まった木は、あまり炭素を蓄えず二酸化炭素をそのまま出すようになります。
それを若木に植え替えることによって、二酸化炭素をより多く酸素に替える森ができるそうです。

そして、使い終わったもみの木をリサイクルに出すことで、
コンポストとして土に撒かれて大地の栄養になり、また自然に帰っていきます。
エコのためにプラスチック製のツリーを買うのは もってのほか。
環境に優しい体制が整っている 天然のもみの木を買うことは、自然にも優しい選択なのです。
ただ、これがフランス産でなければ 輸送エネルギーがかかってしまうんですが。

私がアート教室をやっているところのお母さまは、「毎年、捨ててしまうのが辛い」ということから、
去年は鉢植えの大きなもみの木を買う決断をしました。そのままベランダで育てるそう。
私も、いつか子供ができたら 天然のもみの木は飾ってあげたいと思うので、
小さくても 鉢植えのものを選んで、年中 お世話して、家族のように一緒に生活して、
そしてNoëlの時期には 華やかに飾ってあげる。そんなのも愛があっていいな。と思いました。


街に捨てられた かわいそうな もみの木たち。
この子たちは ゴミ回収車に乗って 焼かれてしまうだけ...

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