2012/11/26

健康な風邪


日本での旅の疲れや、環境や気温の変化で久しぶりに風邪をひいた娘。
38度以上の熱と鼻水と咳、立派な風邪をひいて、
体を休めてデトックス、そしてまたちょっと、強くなりました。

梅醤番茶に、大根湯や梅肉エキス、ご飯は玄米粥やおじやに、お味噌汁。
ホメオパシーも与えて、夜はキャベツの葉を枕に、自然の力に助けてもらって、
薬は一切飲まずに、いつものように一晩ですっかり良くなりました。
この風邪のひきっぷりは、毎回、私が誇りに想う娘の素晴らしいとこ。
まだ充分に自分の自然治癒力を発揮できるきれいな体で、
食欲も落とさず、便も普通で、羨ましいくらい、"健康に風邪をひく娘。
日頃の玄米菜食を基本とした食事のおかげだと思っています。
生まれてから一度も便秘にも下痢にもなったことがありません。
私自身もかれこれ8年間、玄米食を続け、風邪をひいても薬は飲まず、
だいたい一晩で治るので、なによりありがたいことだと思っています。

私がいつも想う『八百屋さんとお布団があれば、たいていの風邪は治る。』

実家で、母が風邪で寝込んだとき、
風邪薬と解熱剤、氷まくらと熱冷ましの冷却シートを渡す父と、
梅醤番茶と大根おろし入りおかゆ、そしてキャベツの葉を渡したかった私。
私のほうがおばあちゃんみたいだと笑った。

毎日、ステーキや脂っこいお肉料理を頬張る父の横で、
玄米にお味噌汁、煮物を食べる私と娘。
普通、反対だよねって。

玄米も、お味噌汁も、梅干しも納豆も、おからも切り干し大根も、お漬け物も、
今どき珍しいくらい、なーんでも大好きな娘。(他のものを知らないから。笑)

食べ物が、医者いらずの健康な身体をつくっているということ。
命をいただき、命をつくる。
妊娠中は最もよく感じ、感謝しました。
この時期になるといつも出産直前に綴ったブログ記事を思い出します。


2012/11/25

冬散歩


白い息 澄んだ空気 青空 曇り空 枯葉の音 木々の匂い 湿った土
金色のシャワー 黄金の絨毯 赤い実 丸い実 枝のライン
緑のひらひら 黄色のひらひら 赤いひらひら
そして白と銀の世界へ...





















2012/11/18

Hello




2012/11/15

ただいま


パリに戻って10日が経ちました。
1ヶ月間、日本語のみの生活だった娘は、
フランス語の生活にまだ馴染めず、保育園でも泣いてばかり。

行きの空港では、乗ってる飛行機の窓から見える隣の飛行機を指差して
「ひこーき、あれ、のりたい~!」と騒いでたのに、
帰りの飛行機では、ちゃんと自分が飛行機に乗ってることを認識できてた。

大人数の家族に囲まれた暮らしの中で、
おしゃべりも一気に上達し、顔つきもうんとお姉さんになった。
最近は、「~くない」の否定文や、「~みたい」の比喩や、「~のよー」と私の真似も。
「食べたい、食べる、食べた、食べない、食べたくない」の活用の使い分けが、
知らないうちにできるようになってた。

日本で、おいしい新米を毎日いただいて、ますます、おにぎり狂になった娘は、
こちらに帰ってきても、あいかわらず四六時中、おにぎりが好き。
お箸にも興味がでてきて、なかなか上手にすくったり、突き刺したりして食べる。

あんなにのびのびとエネルギー全開で跳ね回って、夢中で楽しんでたけど、
やっぱり、パリの自宅に帰ってくると、「おとはのおうち~!」と言って、
自分のおもちゃ、木馬、椅子、ベッド、ベビーカー、
全部を、ひとつひとつ嬉しそうに確認しては喜んでた。
そう、娘にとっては、ここが故郷で、実家だもんね。

日本では、ベビーカーもなしで、どこでも自分で歩いて、
昼寝も惜しんで、疲れ果てるまで駆け回って遊んだ娘だけど、
パリに戻ってきてからは、寒さのせいか、歩きたがらず、
公園でもあまり遊びたがらず、ベビーカーばかり乗りたがって、そしてよく眠る。
怪獣は、一皮脱皮して、冬眠の支度中...あと1ヶ月で2歳になります。


今回の日本の旅、今までの帰国でいちばん胸がいっぱいで溢れそう。
まだまだ余韻の波に揺られています...
中学校の同級生が30人以上集まってくれた、愛知の故郷。
17年ぶりの再会にすごいパワーをもらった。
高校も合わせて計50人くらいの同級生と再会できて、感動でした。
昔の自分に会ったり、ルーツに触れることで、何かが大きく変わることがある私にとって、
またこれからの未来に、この波動がずんずん響いていきそう。
そして、何度もここで綴った、夫の故郷、宮崎。
今回の旅で、やっぱり遠く離れて住む私たちを支えているのは、
家族や友達、たくさんの人との繋がりだと改めて感じました。

夢のような滞在だった1ヶ月。
今まだ、すごく心のあたりが温かい。
お父さん、お母さん、弟、そして夫の家族、友達...
みんなみんな、ありがとう~。

パリに戻ってすぐ、カラフルな野菜たちに会いにいつものマルシェへ。
Bio野菜、これで10ユーロ!さすがパリ。

元気な野菜たっぷり使って、旅の疲れをデトックスするのは、我が家の定番ラタトゥイユ。
日本で教わった塩麹を使ったバゲット、早速焼いてみた!
でも発酵が甘くてちょっと失敗..

2012/11/12

旬のおやつ


日本での季節のおやつ。
柿に栗、梨、りんご、みかん、さつまいも、かぼちゃ...
どれも本当においしい大地の恵み。
じわじわと身体に染みわたる甘み、秋らしい色、かたち、見てるだけでなんか嬉しい。

実家では、母が時間さえあれば、おいしいおやつを作ってくれた。
パウンドケーキにいつものクッキー、絶品自家製アイスもあった。
娘が寝たあとに、甘ーいのをこっそりいただく。
帰省してた弟といっしょにむしゃむしゃ..幼い頃みたいに。
そして幼なじみの友達が、パン屋さんみたいな手作りパンを届けてくれた。
お店が開けるくらい、ほっぺが落ちそうな、メロンパンとクロワッサン。
宮崎では、義姉ファミリーと、みんなで塩麹のパンを捏ねて、焼きたてパンを楽しんだ。
お姉ちゃんの作るバナナマフィンもおいしかった。

そして私も娘に、できるだけ旬の素材を使った手作りのおやつを作った。
市販のおやつは、たぶん一度だけ自分に買っただけ。
(地元の黒糖蒸しパンはどうしても食べたくて!)

手作りのおいしさ、やさしさ。ほっとする時間。
おやつのなかにぎゅっと詰まった温かい気持ちは、お店じゃ買えない。
あっという間にぱくぱく食べちゃう。旬のおやつと共に、"瞬"のおやつも。






































毎年、お母さまが作る栗の渋皮煮。
少しだけお手伝いさせてもらった。
じっくりことこと何度も煮込んで、渋皮までとろとろに柔らかくなる。

渋皮煮をごろごろ入れて焼いた、子供用のパウンドケーキ。


親戚の集まりに、種子島の安納芋で作ったスイートポテト。

お野菜の型抜きで和柄の全粒粉クッキー。
和三盆とかで作ったら美味しそう。

2012/11/08

夕暮れ