2015/03/31

Bon Anniversaire Papa


春いちばんのBioいちご。
夫のお誕生日。

ヴィーガン・ガトーショコラと、
チューリップと、娘のおてがみ。






夫のパリコレのお仕事を観に、
娘と行った夜のきらきらエッフェル塔。
アクシデントで入れなかったけど、
塔をバックにメリーゴーラウンドの贈りもの。

2015/03/28

PRINTEMPS 150ans


この春、創業150周年を迎えた、パリの老舗デパート
PRINTEMPSのイラストを描かせていただきました。

お買いもの時のショッピングバッグや、ショーウィンドウ、
アニメーション、イベント用のパンフレットなど、
フランス全土の店舗にて使用されています。

「Happy 150ans PRINTEMPS」のテーマにふさわしい
春らしい鮮やかなテーマカラーのピンク色と
きらきらのお花のモチーフが咲き溢れ、
400ブランドとコラボした1000点もの限定商品がずらり。
かわいいマスコットキャラクターも登場して、
さらに華やかな魔法にかかったPRINTEMPS

イベント初日から早速、私のイラストの紙袋を持った人を
メトロや街中であちこち見かけて、感激の毎日です。

150周年を記念したこのイベントは、
まさに先日の皆既日食中の320日午前にはじまり、
オープンしてすぐに新月、そして翌日に春分という
素晴らしいタイミングで迎えた、おめでたいスタート。

春という名のPRINTEMPS
一斉に花開いて、パリの春にさらに彩りを添えています。

私がパリに来て15年。PRINTEMPS150周年。
今までこの地で織り重ねてきた、
私の”絵を描く”という手仕事のひとつを結晶にして
お祝いさせていただくことができて、心から光栄に思っています。









2015/03/19

あたらしいいのち


















新しく生まれるいのちに溢れる昼下がりの森。
木漏れ日きらきらの水面に、もくもく。
小さな小川にぎっしり生まれた、カエルのたまごちゃん。
みんなバラバラにならないよう
ひとつになってつながる、ものすごい生命力。

そして、大量の奇跡のいのちと共に
産卵で息絶えたお母さんガエルが、何匹も何匹も..
たまごの隣で、見守るように眠っていました。
  
いのちのバトンタッチ。
生命のサイクルの壮大さ。
枯葉の積もった土の中から、顔を出す双葉たち。

生まれては、消え、循環する
自然の中の美しい物語
きらきらの季節
今年もまた、新しく生まれ変わる春。

明日は、新月。日食。
そして迎える、春分。
終わって、はじまる。
地球のリセット。
宇宙のリズムにのって、新しいスタート。

2015/03/15

春色


幼稚園お休みの水曜日ランチ。
家にあるもので、娘考案のお野菜パスタ。
春キャベツとラディッシュの葉っぱ
娘作の塩揉みラディッシュ
ドライトマトにコーン
春色。

2015/03/11

3.11 祈り


黙祷。
手を合わせ、祈る中、感じること。
温かい手のひら。
流れる生命の音。
脈の動き。ドクドクドクドク。
ただ呼吸をして、身体を感じていられることの、ありがたさ。
なんでもない毎日を、夢のような日々を、ありがとう。
私に与えられた、この身体と時間を、ますますちゃんと生きていきます。
やがて花が散って春が眠っても、また芽吹いて繰り返す。
終わりのないサイクル。
偉大な自然。その中の一部の私たち。
私がみんながここにいることに、ありがとう。

小さな祈りは、集まって、繋がり、ひとつになり、
その波動は、大きな愛を生む。
大きな愛で包みたいものは、ただひとつ。




2015/03/07

ひなまつり


娘にとって4回目の桃の節句。
毎年つくる玄米手鞠寿司。
Bioのサーモン、卵、きゅうり。
シンプルだけど大喜び。全部、娘の大好物。
お義母ちゃんが縫ってくれた浴衣を着て。
きれいな千代紙でいっしょに織った折り鶴飾って。
お箸ももう一人前に上手に使えるようになった。
桃の花も、菱餅も雛あられも、立派な雛人形もないけど、
日本の伝統文化、海外にいながらも、できるだけ触れさせてあげたい。
娘が大きくなるにつれ、自分が日本人だと言うことを意識しだして、
ますます強く想う、今日このごろ。



そしてこの日は、夫とはじめて出逢った日。
今年でちょうど15年。
私たちの大切なはじまりの日はやがて、
娘のさらなる成長と幸せを願う日に。
春の訪れと共に、お祝いできること、嬉しく想う、春の節句。


2015/03/01

春をさがしに


日差しがずいぶん暖かくなってきたパリ。
街を歩けば、風が運んでくる柔らかな匂いにわくわくする。

お休みの日、春を探しにいつもの森へ。
川辺はうっすら緑色の絨毯、
眩しいお日さまの光が水に弾けてきらきら、
小枝のあちこちがぷくっと膨れて、土の中から双葉がひょっこり顔をだす。
緑と土の匂いを吸い込んで深い呼吸をしながら、
新しく生まれるいのちをひとつひとつ見つけて大喜び。

大地を駆け回ったあと、上着を脱ぎ捨てて、
「おひさま、ありがとー!」と寝転ぶ娘。

これからどんどんにぎやかになる森。
新緑に溢れて、野草が生い茂り、花が咲きこぼれて
虫も、鳥も、人々も、集まって手を広げる
だいすきな季節がまたやってくる。
重い上着を脱いで、軽く、ゆるく、どんどん手放して
こころとからだ、全細胞いっぱいに新しい光を浴びよう。