2014/01/22

雨あがりの森


ちょっとずつ、春の匂いがした、雨あがりのVincennesの森。
大きな木の枝2本も抱えて、夢中になって水たまりではしゃぐ娘。
一度も「抱っこ~」と言わないで、
3時間も歩き続けたのは、たぶんはじめて!
自然の中にいると、そんなことも忘れて、
持っていったシャボン玉のことも忘れて、
ただひたすら、草木に、水に、土に、風に、光に、
触れ合って、じゃれ合って、遊ぶ。
転んだって大笑い。
泥まみれになって大笑い。

年明けに行った田舎の旅で、
「パリに帰ったら毎週森に行く!」と心に決めた森散歩。
これからもできる限りの週末は、
風の日も、雨の日も、通うようにして、
めぐる季節を、春の訪れを、じわじわと感じていきたいです。
ひそかに『森さんぽ部』をもくろみ中。
都会では「汚れるから」と避けてしまうこどもの泥遊び、
不思議と、森の中では自然とやらせたくなって、自分でもびっくり。
森用のレインパンツも買わなくちゃ。
泥んこになって遊べ~!
















2014/01/17

手づくりコスメ


大晦日に、大掃除しないで作ってた、手づくりコスメ。
ピンクオークルの天然顔料入れた私用のリップバームと、
蜜蝋の色がきれいな娘用の万能バーム。
あと、またちょっと分離しちゃったクリームと、化粧水も。
娘もちょこちょこ手伝ってくれた。

ラベンダーのバスソルト。
ちょっと風味の薄れたドライハーブ、
少しだけすり鉢で潰したら、最高にいい香り。
二人でふがふがしながら、作りながらも癒しの時間。


2014/01/11

Birthday Cake


娘が、はじめてひとりでほとんど作ってくれた、私へのお誕生日ケーキ。
小さな手で、たまご割って、粉ふって、混ぜて、
ハンドミキサーもして、いちご切って、クリーム塗って、
トッピングもぜんぶお任せの、とびきり贅沢なケーキ。

娘が生まれたときは、想像もできなかったこと。
そして、ずっと憧れだったこと。
甘く、とろける、かわいい時間。

2014/01/09

Petit Voyage


お正月は、パリから離れて数日間、田舎で過ごしました。
耳を澄まさなくても、風が、木々が、光が、話しかけてくる。
はじめに並木道を歩いたとき聞こえたのは、木々のわさわさ話す声。
「ようこそ、いらっしゃい」

おてんば娘は大はしゃぎで、小枝を持って大声で駆けて、
長靴で水たまりをぴょんぴょん飛び跳ね、泥んこになって遊び、
終いには池に落ちて全身びしょぬれ。
それでも楽しそうに笑い続ける無邪気な姿に
こども本来の自由で無限な世界を、思いださせてくれた。

都会ではなかなかできないこと。
娘の表情も、私の心の広さも違った。
週末はできれば毎週、森へ行こうと決めた。

朝一番のサイクリングで出逢った、
降り注ぐお日さまの光、きらきらの妖精たち、力強い命たち。
日が沈むと少し怖くなるくらい静かな、
夕焼けの碧、小枝のシルエット、生まれたばかりの凛とした三日月。

自然の中で感じた、あたり前で、貴重な、ひととき。
そんな清々しい旅で幕明けた新年。
私の住む地球さん、今年もよろしくお願いします。