2009/05/28

わたし


パリに来たばかりの9年ほど前の私は、煙草をふかして、鼻ピアス、穴だらけの耳で、
タトゥーを入れて、金髪や、ドレッドヘアーだったり、家にいることも少なく、
夜な夜な友達の家にいて、料理もできず、マクドナルドばかり食べていました。笑
今の私しか知らない人は、びっくりすると思いますが。

でも、そんな時期があってよかった。
トゲトゲになのに、ヨチヨチ歩いてた、かわいい自分。
あてもなく、たったひとりでパリに来て、語学学校をサボって、
大きな声では言えないようなバイトをしたり、だらだらと過ごした日々もあったけど、
でも、365日 毎日、フォトグラファーの父親がくれた一眼レフを首から下げてた。
絵を描きたいのに カタチにならなくて怖くて、レンズ越しに世界を見てたのかな...
写真を撮るのが大好きだった。

デジカメなんて持ってなくて、一瞬一瞬が大事で 日々の生活のかけらを撮って集めた。
パソコンの中に処理されてる クリックすると 色も明るさも変えられる写真じゃなくて、
私にとって 変えられない、かけがえのない瞬間。

一枚ずつプリントされた、色褪せた古い思い出たち。
画鋲の跡が残ってるもの、煙草の煙で黄色くなってしまったもの、飼ってたうさぎがかじったもの、
大切なもの。

2 件のコメント:

  1. えっ?えええーっっ?!?!?!
    Yuiちゃんが?タバコ??鼻ピアス???タトゥー????
    ドレッド?????
    まったく想像つきません!
    でも、だから今のYuiちゃんが、そんなに魅力的なんですね。
    いろいろな経験の上に、今のYuiちゃんが築かれたんですよね。
    そして、Yuiちゃんの写真がどれもきれいで、自然で、つい引き込まれてしまう理由が
    少しわかったような気がします。

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  2. akaruisoraさん
    ふふふ。笑
    やっぱりギャップに驚かれますねー。
    あの時の私に会って、いろいろお話ししたいくらい!
    でも、昔からの友達に久々に会っても、結構「変わってないね〜」と言われたりもしますよ。
    変わったのに!!笑

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