2010/08/25

夏の終わりの緑と茶色

夏らしいお天気がまた戻ってきた日曜日、旦那さんとイヴの眠る森へ。

少し湿度が高かったこの日は、木々や植物から水分が湧き出て
森いっぱいに むんむんと緑と土の匂いが充満してた。
息を吸い込むと、体中に森の生命力をいっぱい含んだ分子で満たされるかんじ。
先月ちょっとカラカラしてた森は、この湿気で潤って感じた。
土の下にミミズとか、いろんな昆虫がモゾモゾしてるような匂い。

足もとの緑の絨毯には、茶色の枯葉がひらひら落ちて、夏から秋に変わる色づかいになってた。
立派な花を咲かせ終わった綿毛たちも、長いお休みに入るような、ほっとした顔で、
ふわふわどっかに飛んでいって、ゆっくり冬を越す身仕度をしてた。

丸く小さくなっていく実や、しわしわになる葉っぱ、
風の流れに身を任せる綿毛たちを見てると、人間の老いと同じだなと思った。
やがて土に還って、春にぴょこっと新しく芽を出す...
そんなこと考えながら、そよ風に撫でられながら木陰でお昼寝した、満月の前の日。















2 件のコメント:

  1. コンニチハ(*^^*)
    ハジメマシテ。
    私は帷朔と申します。
    以前もチカさんのブログのコメをみてこちらを覗いた事があり、パリ在住との事で今のItを思えばあまりに近く感じられる事を驚愕する思いでゴザイマス。

    ブログのウサギちゃんも私がウサギ年と言う事もあり気にはなっていて思いきってコメントした次第でゴザイマス。

    こちらの写真等、フランス小説の「ミネハハ」の情景がイメージされましたね。

    こちらを私も逍遙的幻想させて頂きました。^^

    私は今、バタイユの作品を読んでいて、いろいろフランス文学に興味はありますが、読解力はゼロに近いです 笑

    ではではまた覗かせて下さいね!


    帷朔

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  2. 帷朔さま
    こんにちは、はじめまして。
    コメントありがとうございます!
    私は小説はあまり読まないほうなので、「ミネハハ」って知りませんでしたが、
    そうなんですね。
    この森は、だいたい毎月通っていて、
    それによって1年の四季による自然の変化が体中で感じられて、
    私にとってかけがえのない場所なんです。
    そうぞまた遊びにいらしてください♪

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