2009/06/10

いのち


いろいろあって いのちについて考えていました。
植物が、種を割ってぐんぐん成長し、花を咲かせることを 私たちは知っています。
人間も、種から芽を出し、根を張って、葉をつけ、花を咲かせ、種を残し、枯れ、
そしてまた芽吹いて繰り返す。同じサイクル。
みんな ひとつのいのちの種。


日曜日に フランスで公開になった、滝田洋二郎監督のアカデミー賞受賞作品、
"おくりびと" を観に行きました。
とても素晴らしい、優しくて美しい映画でした。
涙が止まらなかった。
見終わった後に感じた温かさ、安心感...
日本人として生まれてきて 本当に良かった。
私たち日本人は、とってもきめ細やかな強いものを秘めていると実感し、感動しました。

外国語タイトルは "Departures" 。

今年は、死について考える機会が多く、このタイミングでこの映画を見たのも 
私にとって 深い意味があると思いました。タイトル通り、死とは旅立ち。
年始に自分が立てた今年の目標に沿って、予想以上に大きく大きく成長させてくれる、
たくさんの出来事のひとつでした。

自分が生まれてきたこと、自分のいのち、他人のいのち、捨てられた子犬のいのち、
食卓に並ぶいのち、自分の手で育てるいのち、愛し合いお別れするいのち。
出会うこと、死ぬということ、その意味。それからのこと。
考えるということ、生きてるっていうこと。
すべてが とても身近で、愛おしいもの。

2 件のコメント:

  1. 365日胃袋の辺で感じるいのち
    1番近くで毎日感じずにはいられないいのち
    その儚いものから 
    儚いと解るとよけい
    目をそらしたくなる時もあるけど
    儚いものが亡くなることを知ると
    空さえこわくみえるときもあるけど
    出逢えた いのちが
    もし亡くなってみえなくなっても
    毎日胃袋の辺で
    そのいのちたちはずっと
    生きていくはずで
    もしこのいのちが 亡くなっても
    空の辺で
    いままで出逢ったいのち みんなに
    また会って笑って
    またこの空のもとに帰ってきて
    また誰かと笑いあえたら
    いのちは 愛おしいものと
    想って生きて生けるかもしれません

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  2. emiちゃん
    明日 もしかしたら大事な人が死んじゃうかもしれないと思うと
    どんなに辛くても、穏やかに 素直になれる気がする。
    今が大事だから。

    えみちゃんのわんちゃんたちも もしかしたら、
    今までにさよならした誰か かもしれないね。
    いのちは 繰り返すから。
    えみちゃんが育てる子たち。
    えみちゃんを成長させてくれる子たち。
    ぐるぐる 回ってるんだよね。

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