2012/03/13

桜の木が伝えること

311日に行われたHope and Love for Japanによるチャリティーイベント、

SAKURA POUR LE JAPON」の売り上げ合計金額は、

なんと7704,14ユーロ(日本円で約84万円)になったそうです。

これにより164の桜の木が、日本の団体「桜ライン311」を通じて、

陸前高田市の津波到達点上に植樹されることになりました。

これまでのHope and Loveによる寄付金は、合計で2400万円以上となりました。


当日、イベントに伺わせていただいたのですが、

一番心に響いたのは、温かいボランティアスタッフさんたちの笑顔でした。

たくさんの人で溢れかえっていたにもかかわらず、

みんなニコニコ、笑顔の連鎖が広がり、居るだけで優しくなれる癒しの空間になっていました。

春の日差しのこぼれる会場には、満開の桜の花が飾られ、明るく温かく優しい波動で満ちていました。

連鎖していく笑顔と共に、愛のぎゅっと詰まった164本の美しい桜の木が届けられます。


11日、あの時刻、手を合わせ、祈る中、感じたこと。

温かい手のひら。

流れる生命の音。

脈の動き。ドクドクドクドク。

ただ呼吸をして、身体を感じていられることの、ありがたさ。

なんでもない毎日を、夢のような毎日を、ありがとう。

私に与えられた、この身体と時間を、ますます丁寧に生きていきます。

やがて桜が散って春が眠っても、また芽吹いて繰り返す。

終わりのないサイクル。

偉大な自然。その中の一部の私たち。


津波の到達点に植えられた桜の木は、震災を後世に伝えるだけでなく、

世界中の大きな愛のエネルギーによって、毎春花を咲かすこと、伝えられていくことと想います。




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