おじいちゃんが新しい世界に旅立ちました。
家族と並んで送り出すことはできなかったけど、
前より、うんと、近くにいる。
肉体だけがすべてじゃないと思った。すぐ隣にいる。
父が送ってくれた写真を見て、
初めて泣けた。
綺麗だった。
真っ白な、天使みたい。
よかったね...と、こぼれた。
おじいちゃん、おつかれさま。おめでとう!
思ったより、不思議と悲しくない。
だってこれは、おじいちゃんの物語。
おじいちゃんは役目をしっかり終わらせた。
今、胸いっぱいに愛で溢れそうな気持ち、ずっと大切にしていく。
もの静かで、不器用で、気難しかった祖父。
おととし、自転車に乗って、数十年ぶりに祖父と二人で祖母のお墓参りに行った。
お墓の前で、二人でしゃがみこんで、
私が小さかった頃の話を、つい最近のことのように語ってくれた。
あんなに嬉しそうな祖父の表情も、数十年ぶりに見て、心に残った。
今頃は、おばあちゃんと久々の再会をして、やっぱり照れくさいのかな。
京都へ行ったお土産のお守りを渡した時の「ありがとう」。
聞いたとき、なぜだか涙が出そうになった。
二人だけの小さな思い出。
思い出して、その時のページを何度も何度もめくってみた。
「俺が死んでも帰ってくるなよ」といつか言ってた。
それをねじ曲げて、娘を連れて帰ろうとしたけど、
結局、おじいちゃんは望まなかったみたい。
ここにいても、おじいちゃんの一番近くにいるからね。
娘が生まれて家族が増えて、
また一人家族が減っていく。
それでも、おじいちゃんのかけらはしっかり受け継がれてく。
いつかのプラタナスを思い出した。
おじいちゃん、ありがとう。いってらっしゃい。
生まれたばかりの私を抱く祖父の写真。
ちょうど今の娘と同じくらい。
yuiさんの全ての言葉に、目頭と鼻が熱くなりました。とても温かいおじいちゃんで、yuiさんのことを大切に思っていたことが、生まれたばかりのyuiさんをだっこする写真で伝わってきます。これからもずっと、おじいちゃんはyuiさんとご家族のことを見守っていますね。
返信削除photoquiritさん
返信削除ありがとうございます。
おじいちゃん、本当に無口で、いつも何を考えてるか分からなかったけど、
この写真見て確実に愛を感じました。
もちろんいなくなって寂しいけど、悲しくはないです。
以前は一日のうちで思い出すこともなかったくらいのに、
今は毎日近くにいるようなかんじがします。