2011/04/03

輪廻


すっかり春を迎え、22℃もあったぽかぽかの土曜日。
見上げると、プラタナスの樹に、冬のうちにすでに茶色く固くなった大きな実と、
その隣には瑞々しい黄緑色の小さい赤ちゃん葉っぱと小粒の実が芽吹いてた。

産まれたばかりの赤ちゃんて、なんだかお爺ちゃんやお婆ちゃんのような表情で、
すべてを悟っているようだよね、と話してた直後だったので、感動した。
そういえば、あの本で見た胎児の顔なんて、まるで神様。
ぐるぐるぐるぐる命は巡る。
娘を見ていると、"まだ"お婆ちゃんの顔をしてるようなときがある。
この前まではどこのお婆ちゃんだったの?とおもわず思う。

お婆ちゃんと仲良く寄り添う産まれたての赤ちゃん。
やがて実は、ころっと地面に落ち、
若い実はまたそれに向かって育っていく。
自然のサイクルを改めて感じる季節がやってきた。

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