2012/07/20

いただきます。


娘が初めて離乳食を食べたのは、ちょうど1年前の生後6ヶ月。
スプーンひとさじのとろとろの重湯から始まった離乳食、
今ではしっかり歯も生え揃い始め、もうほぼ完全食に。
1歳半のお祝いと、離乳食1周年のお祝いに、生まれて初めてのお肉を食べました。

ほぼ玄米自然食の私は、お肉を欲すことはほとんどないけど、完全なベジタリアンでもない。
まわりとの調和と、自分の体の導くままに。
特別なときにだけ、ありがたく、お肉はいただきます。
娘には、自然に考えて、奥歯が生えて自分の力で噛めるようになるまでは
体内に入れる必要はないと思っていたので、これは娘の新しいスタート。
同時に、日頃食べている穀物や野菜以上に、
大きな命をいただくことの大切さ、伝えていくことが私の使命。

食事のとき、私が「いただきまーす」と早々と言ってご飯を口に入れると、
娘はゆっくり手を合わせて、私のほうを見てることが何度かあって反省した。
「いただきます」は、手を合わせてね。私が教えたこと。
日常のあたり前のこと、積み重なって、娘の体に、心に、脳にしみ込む。
しつけとして教えるのではなくて、日々の私たちを見て感じて、育っていく。

初めてのお肉、鶏のささみを用意して「今日は鶏さんを食べるよ」と言うと、
娘が、家の中の植物の枝に飾ってある鳥の飾りを指差して、ドキっとした。

現代の食肉の暴食が、地球環境や生態系を壊している原因にもなっていること、
世に溢れてるお肉のほとんどは、血液を汚す物質がたくさん入ってること、
自分がいただくお肉は何の動物で、絵本の中で見る動物と同じだということ、
そんなことも学ばせていきたい。

お腹にいるときから、生まれて離乳食を始めるまで、娘は、私の食べるもののみで育ってきた。
私がいただいたすべてものに宿る命。ありがとう。
どんな食べものも、私たちと同じ、命あるもの。
命をいただいて、命が育つ。
「いただきます」の言葉の意味。
何気ない毎日の食卓で、そんなこと、娘にちゃんと伝えていきたいと思う。

2 件のコメント:

  1. 一年で、こんなにも大きくなるのですね。
    「いただきます」
    一人で食事する時も、ちゃんと手を合わせよう、
    そう思いました。

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    1. チカちゃん
      いずれこちらの保育園に入って食事をするとき、日本のように手は合せないから、
      余計に今ちゃんと日本の礼儀、あいさつ、しっかり身につけておきたいと思います。
      私もうっかり忘れちゃうことあるけどね。。

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