2015/05/09

ふたりたび


娘とふたり、春の日本へ。
私が育った、私のふるさと。4月の旅。
44ヶ月の小さな女の子の、大きな好奇心。

初夏のように元気なお日さまの下、
毎日お庭の花々が生まれ変わるのを観察して
ちょうちょ追いかけて、はじめてカエルも触って
草むらの中で両膝に擦り傷つけて
転がって駆け回った、短くて深ーい日々。

土と草と風と虫がいれば、
おもちゃなんてテレビなんてなくても
一日中遊んでいられる。
いろんな学びを与えてくれる。
泥だらけの手で宇宙につながる。

毎日、野花を片手いっぱいに摘んで
テーブルの上を彩った色とりどりの春の匂い思い出しながら、
私と娘、父と母と、インド帰りの弟との
笑い声絶えないすばらしい日々が蘇ってくる。

土筆に蕗に筍、旬の恵みをいただいて、
桜餅、柏餅の香りを頬張って、
体の細胞にも春のエネルギーを。

いつもの日常を離れて、
一歩下がって自分を見つめてみたり
母が伝えてくれた強く厳しい大切なこと
見守ってくれる父のやさしさ
しっかり胸に刻んで
すべてが輝いて、すべてが愛しくて、すべてに感謝した、
わたしにとってとても深く意味のある時間でした。

今は空き地になってる、
私が小さい頃住んでた家のあった場所で宝探しをする娘。
きれいな石とかガラスの破片とか、
どっかから飛んできたBB弾とか。
そして、傷だらけになった水色のビー玉がひとつ。
これ、たぶん、私が遊んでたもの。
私の宝物がタイムスリップして、娘の宝物に。

地球のようなこの球体は、そしてぐるっと海を越えて
娘のふるさと、パリへ渡る。

新月にはじまり、満月で終わった、
私と娘の、大冒険の二人旅。

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