あこがれ

娘が3回もおかわりした、大好物のレンズ豆とトマトのスープ。

そんな凝ったものではないのだけど。

毎日食べたいって言ってくれる。

「大きくなったらつくりかたおしえてね、お母さん」って

そういうの、うれしい～。

最近はなにかあるごとに「はやくオトナになりたいなー」が口ぐせ。

「おとはがオトナになったら、

　ゆびきゅあ（マニキュア）して、メイクしてー、

　お母さんとお父さんにお料理つくって、お父さんとワインのむ！

　お母さんのワンピース着て、おしごと行くの〜」

目をきらきらさせて、夢はどんどん膨らむばかり。

いつも私の行動やおしゃれを真似したがって嘆くけど、

そんなときは必ず、

「お母さんも小さい時はできなかったんだよ、

　おとはといっしょで、はやく大人になりたかったよ～」

って、みんないっしょだってこと伝えてあげる。

「お母さんはね、また小さくなって、幼稚園行ったり、
　時間を忘れて夢中になったり、おもいきり自由に遊んだり、したいんだよ。

　大きくなると、なかなかむずかしいの」

自分が小さいからできないことばかり。じゃなくて、

小さいからこそできること、も

たーくさんあるんだって、ちゃんとひとつひとつ教えてあげたい。

あと、うれしいこと、もうひとつ。

毎回聞くたびに同じこと答えてくれる。

「大きくなったら、お母さんになりたい！」

娘と焼いたプルーンのタルト。

作業の半分くらいはひとりでできるようになった。

最近はいつもおままごとでもタルト焼いてる。

お砂糖と乳製品なしのシンプルおやつ、自然の甘さ噛み締めて。
娘にとっては母の味なのかな。いつか作ってくれるかな。