2014/12/29

Joyeux Noël 2014


太陽と月の復活を祝う朔旦冬至が過ぎ、
続いて迎えた、春の復活を祝うクリスマス。

クリスマスのもともとの由来は、
『冬至が過ぎて太陽の力が再生することを祝うお祭り』。
力の弱まった冬の太陽が、春に向けて力を取り戻し、
復活し始めることお祝いする日。

今年のクリスマスも、家族揃って
いつもと同じ食卓で、いつもよりもちょっと特別な夜。

今年は、ホワイトチョコと豆乳生クリームでチーズケーキ。
削ったチョコで雪を降らせて。 
去年のパリは一度も雪が降らなくて
空からの真っ白な贈りものを待ちわびてる、娘の願いを込めて。

私たちはナチュラルワイン、
娘にはザクロとクランベリーのワイン色ジュース。

リースのサラダ。

年に一度のこの日だけ、オーガニックのローストチキン。
普段あまりお肉をいただかない私も娘も、この日は感謝して。


家族でひっそり、小さな灯を囲んで
自然からの恵み、そして
命をいただき命を育むことに感謝する特別な食事。
自然からの贈りものは、なによりのプレゼント。

もみの木に煌めく光 きらきら
鼓動のようなリズムは
木の実や果物、天使たちを照らして

ろうそくの炎 ゆらゆら
呼吸のようなリズムは
テーブルの上の私たち家族の笑顔を照らして





夜、ベッドに入った娘は
もみの木の灯りを見つめながら
「サンタさん、おとはのおうちわかるかな。
おりこうにできてなかったけど、きてくれるかな」
私の耳もとで呟いてたけど。

来たねぇ

翌朝、まだ薄明かりの頃、むくっと起きて
もみの木の下に光る
色とりどりの包みを見て
ねぼけなまこで前に座り込んで、ぼう然。
だんだんと沸きあがる嬉しさ
どきどきわくわく
リボンをほどく小さな手
こぼれる笑顔
温かいおうちがさらに温かく、やさしい気持ちに包まれた。

クリスチャンではないけど、
家族との絆をさらに深める時間を与えてくれる、この日に感謝。
今年もまた、愛する家族と共に
春の復活をお祝いできたことに、
心からありがとう。


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