2014/04/26

準備



おうちにいるときは、黙々と、
おままごと遊びと、お人形のお世話ばかりしてる娘。
娘が赤ちゃんのときに使っていた布おむつを出してあげたら、大喜び。
そして、はやく妹がほしいと毎日せがまれる。
最近は、弟でもいいからって。
おむつも変えるのも手伝うし、おもちゃも貸してあげるし、
産まれるときにお腹を押すお手伝いもしてくれるって。

ある日、生理痛で横になっていると、
「なんでお腹いたいの?」と聞いてくるので
「いつかくる赤ちゃんのためにお腹が準備してるの」と答えると
「いつ!?いつ?もうすぐ?いつお母さんのお腹にくるの?」
「それは赤ちゃんが決めることだから分かんないよ。
 でも、もし赤ちゃんきたら、お母さん、おっぱいあげたり、抱っこしたり、
 おむつ変えたり、ずーっと赤ちゃんといっしょにいなきゃいけないから、
 おとはと遊べなくなるよ、毎晩いっしょにぎゅってして寝れなくなるよ、いいの?」
って聞くと、少し戸惑った顔をして、
(えぇ~ いやだ!って言うと思ったら)

「..お母さん、がんばって!」と言ってくれた。

自分が寂しくなることよりも、私を想ってくれたことに感動した。
それほど心の準備ができてるんだって思った。
私はまだまだ今の生活で精一杯なのに。
お仕事のこととか、お金のこととか、おうちの広さとか、
そんなこと考えなかったら、私もいつでも欲しいのに。
あれこれ考えないピュアでやさしい気持ちは、そんな私の心をくすぐった。
家族の中でいちばん準備ができてるのは娘。
もう、すっかりお姉さんになった。

娘の妊娠が分かった復活祭の日から、
ちょうど4年経った、ある春の日。

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