2014/02/13

甘い時間


お休みの日に娘といっしょにつくる、
卵・牛乳・バター・お砂糖なしのやさしいおやつ。
大地の恵み、自然の甘み、素材の旨みを、感謝していただく、大切な時間。
ドライフルーツのわずかな甘みだけでも、大喜びで頬張る笑顔、
安心できる素材そのままの味をありがたく感じられること。
こういう時間をできる限りずっと重ねていきたい。

娘は最近さらに活発で、幼稚園のお迎えのおやつには、
みかんやりんご、ドライフルーツじゃ足りないようで、
時間があるときはできるだけ腹持ちのいいおやつを作っていきます。
はらぺこさんにはシンプルな素材の味が染みる。

そんな娘だけど、冬休みの間に、とうとうデビューしてしまった。
甘〜くて色鮮やかでケミカルな、キャンディーやグミ、キャラメル、マシュマロ...
はじめてお呼ばれしたお友達のお誕生日会で、溢れるお菓子たちのオンパレード!
今まで知っていた焼き菓子やショコラではなく、小さくてカラフルな砂糖のかたまり!
私はお誕生日会の間中、ふらふら倒れそうになりながら、
はじめて出逢う宝石のようなお菓子たちを、嬉しそうに味わう娘の姿をぐっと見守った。
帰り道、かわいい袋いっぱいにいただいたお菓子たちを、きらきら輝く瞳で眺める娘に、
お菓子の成分や添加物の害、私の想いと、決まりごとをつくって、伝えた。
幼いなりにしっかり理解したようで、白いお砂糖が体によくないこと、
どうしてこんなに赤や緑のきれいな色なのかなどを話して、
こういう「とくべつな日」だけのお楽しみにしようねと約束した。

家に帰ってから、いただいたお菓子をさてどうしようかと考える横で、
何度も何度も、紙袋の中をのぞいては、
キャンディーの包み紙をちょっとだけ開けて、匂いを嗅いだり、
ぺろっと舐めたりする姿を遠くから見て、おかしくて笑えてしまい、
娘のこの大きな好奇心を逆に抑えすぎてもよくないと思い、
毎日ひとつだけ、おやつに食べて、
袋の中がからっぽになったら、おしまいにしよう、と決めた。
数日後、なくなったあとは、またいつも通りに、
果物や、糖分控えめのおやつに大喜びの生活に戻った。

それ以降、今までは断っていた、まわりからいただくお菓子は
ありがたく受け入れて、娘に自分で判断させるようになった。
最初は目がくらんで瞳が★のかたちになるけど、
冷静になって「いっこだけにする」とか「もうやめとく」と自分で決める。
もちろん、欲に負けて、できないときもある。
そして、嬉しそうに「これテンカブツ♡」と言いながら頬張る姿に、
戸惑いながらも、くすっと微笑んでしまう私がいる。

娘が嬉しいことは、私も嬉しい。
それを一番大切に。
健康とひきかえに、喜びまでを奪ってしまいたくない。
例え少しの毒を入れながらでも、跳ねのけてハッピーで健康な波動でいられるなら、
それはそれでいいのかも、と思うようになってきた。
いざ身体に反応がでて自分で体感しない限り、まだちゃんと理解することは難しい。
日々の食生活のおかげで、娘が医者いらずで強くたくましく育つ姿を実感するごとに、
娘の体への信頼が深まり、私も手放せることがどんどん増えてきた。
母親にとってすごく難しくて葛藤することだけど、
娘の成長と共に、いろんな課題を与えられ、私もゆるく解けて、成長させられていく。

そんな私だって甘いものは大好物。
2人でわくわくする時間を共有できるようになったことは嬉しい。
最近は、「おかあさんのつくるおやつはテンカブツ入ってない?Bio?」
なんて言うようになって、おかしいけど、
手づくりのおやつにほっとするかんじ、
大きくなっても忘れないでいてもらえたらいいな。

ショコラ天国のフランスで、はじめてチョコレートを覚えてから1年。
1年前は、娘とチョコレートケーキを食べにいくことが夢だったのに、
今では、たまに娘を誘って、2人でニヤリ「とくべつしよっか♡」と
街角のパン屋さんで好きなパンを選んだり、ジェラートやクレープ、
カフェでチョコレートケーキを半分こして食べたり、
おうちでも時々は、しっかり糖分と乳製品を使ったおやつを作ったり。
「からだによくないけど、とくべつのときだけ♡」と
娘はちゃんと理解して、私と一緒に楽しめることを心から喜ぶ。
それが私もまた嬉しい。

矛盾してるけど、本当は憧れだった、娘と2人で手を繋いで、
心ときめく"とくべつな甘い時間"をいっしょに笑顔で頬張れること、
素直に、愛おしく、嬉しく、ありがたく想う、今日このごろ。


大好きなレモンのマドレーヌは、ちょこっとメープル入り。


米粉のマフィンは、アガべシロップをほんの少し。


1月にいただくガレットデロワも、手づくりでシンプルに。

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